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165 M4シャーマン戦車はどうなったのでしょうか。
T34/85の様に今も現役ということはないと思いますが…。
yuji

  1. 「第二次世界大戦後の使用例」ということで教えて下さい。(日本、イスラエル位しか思い浮かびません。)
    yuji

  2. ボスニア―ヘルツェゴビナ紛争にT-34/85やM-18ヘルキャットが登場してましたから、M4シャーマンがどっかの博物館から引っ張り出されて現役復帰してもおかしくないですね。実戦に使われたのは第4次中東戦争が最後ではないでしょうか?
    Sampon

  3. シャーマン戦車はイスラエルの使用車両の出所からも知れる様に、欧州遠征に加わった車両はほぼ全車現地で廃車されていると思われます。
    また、二次大戦型のシャーマンは御存知の通り旧式の懸架装置を装着した車体が殆どで、戦後の使用には耐えない旧式車両であったこともT34との大きな違いでしょう。
    BUN

  4. シャーマンの旧式なVVSSはHVSSに簡単に交換できるものと思っておりましたが、どうなのでしょうか。

    "Sherman : a history of the American medium tank / by R. P. Hunnicutt"という本で、装備品を全部外してモスボール保存されるシャーマンの写真を見た(実家に置いてきたので確認できませんが)のですが、米国も戦後暫くはシャーマンを現役復帰させて使う考えだったと思います。そのアイデアを放棄したのは何時なのでしょうね。上記のモスボール保存は実験だけで、実際にこの処理を施したものは無かったかのかも知れません。
    Sampon

  5. 第二次大戦後の活躍として最も著名なのは朝鮮戦争のとき。この頃は陸上自衛隊でも使われたM4A3E8(イージーエイト)やファイアフライが主力だったが。イージーエイトは韓国軍でも使われていました。
    イスラエルのアイシャーマンも退役しているが、同国はM4の車体を活用して155ミリ自走砲に改造しており(車高が異様に高い)、これがまだ現役かもしれない。

    アリエフ

  6. 確かに交換は可能なのだと思いますが、懸架装置一式を新たに米国から購入し、旧式化した75mm砲を砲塔ごと乗せ替えるとしたら、そのコストで当時、新車が購入できたのではないでしょうか。
    BUN

  7. また、確証はないけれど、あまりにも多彩なエンジン形式も継続使用を妨げたのではないかと思いますが、如何。
    BUN

  8. 多くの回答を頂きましてありがとうございます。やはり現役の車両はなさそうですね。あれだけ大量に生産されたのであればあちこちで戦後もっと活躍しても良い様に思っていました。イスラエルでの活用例からすると改造すれば70年代辺りまで使えそうなのですが、廃車とはもったいない話です。
    >155ミリ自走砲に改造しており(車高が異様に高い)
    ソルタムM68ですね。確かに側面は絶壁の様です。(^^)
    >あまりにも多彩なエンジン形式も継続使用を妨げたのではないか
    米国が供与を考えていた場合、部品供給の問題から、その点がネックになったのかもしれません。別のエンジンへ積み替える様な改造を行える国は多くはなかったでしょうから。
    yuji

  9. 6.のBUNさんへ。

    う〜ん、おっしゃるとおり、砲塔まで換装したら、相当な出費になるでしょうね。それでも、新型戦車を買うよりは安かったと思うのですが、コストを掛けても向上する性能はたかが知れてますから、現実性は非常に低かったのでしょう。

    考えてみると、米軍払い下げ、もしくは中古市場で叩き売りのシャーマン(イスラエルの最初の戦車隊は盗んだ戦車で装備されてたそうですが)を買った貧乏国で、本格的な対戦車戦闘に備えて戦闘能力向上の必要性に迫られたのって、イスラエル以外に思いつきません。国共内戦時の国民党軍なんかは、シャーマン使ってたのでしょうかね。
    Sampon

  10. 国民党軍がシャーマン使っていたことはないと思います。日中戦争ではガーデンロイド等の旧式戦車を使っていて、戦後、日本軍から接収した97式中戦車などを使っていたけど。アメリカが47年頃の国共内戦で国民党軍に積極的な軍事援助を行わなかったのは、国民党軍の統制が全く取れておらず(軍閥の集合体で結束が弱い)、戦っているうちに前線部隊の将校が蒋介石を裏切り降伏してしまったりして、とてもまともな戦闘ができるようなものではなかったからでしょう。内戦当初は国民党軍の兵力、装備が圧倒的に上だったのですが、士気低下が著しく急速に弱体化しています。
    アリエフ

  11. ちょっと古い情報(80年代後半)によると、アルゼンチン、チリ、ブラジルなどで、当時現役だったようですね。今は…どうか知らん。
    (N)

  12. すみません、いま本文書かないで送信してしまったような気がします。アリエフさんに回答ありがとうございました、と書きたかったのですが。それと、BUNさんの、「余りに多彩なエンジン形式が・・・」というご指摘は考えてもみなかった点で、目からうろこが取れるような気がしました。

    確かに、M4からM4A6まで一つの部隊で全部そろえたら、整備担当者には悪夢以外の何物でもないと思います。でも、M4とM4A1は同じエンジンだし、M4A4はほぼ全部英連邦軍に供与され、M4A6は少数生産されたのが訓練用に使われただけと記憶しています。そうすると、米軍放出物資としてシャーマンを買ったとしても、意図的にやらない限りエンジン形式が混ざっててもせいぜい2種類くらいかな、とも思います。見当違いだったら、ごめんなさい。
    Sampon

  13. まあ、英軍の中古に気を付ければ大丈夫ですか(笑)。しかしV8エンジンで、76mm砲、HVSSのシャーマンは全生産数の一割にも遠く及びません。戦後に残されたシャーマンは膨大なガラクタの山だったのではないでしょうか。T34は戦後長く生産されたことが生き残り車両の多い理由でしょう。戦中型はやはりシャーマンと同じくスクラップとなったと考えて良いのではないでしょうか。
    BUN

  14. シャーマンは、やっぱり車体の設計が古すぎなんでしょうね。M2以来のサスペンションVVSSに、星型エンジンに合わせた目茶目茶な車高と。その意味では、戦後生き残れるものではなかったのでしょう。

    でも、操作と整備のしやすさはT34に完全に勝っていたはず。対戦車戦闘さえ考えなければ、つまり対ゲリラ戦か治安維持用途なら、途上国で末永く使えるものだったと思います。自衛隊でもシャーマンの車体のM32を昭和50年代まで使っていたのでは?
    Sampon


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