もともと歩兵戦闘車というのはＭＢＴに比べて装甲は薄いわけですから、最近の携帯対戦車兵器などの性能ＵＰに対抗するため、少しでも装甲を強化したいわけです。
しかしガンポートの部分はどうしても装甲が薄くなったり強度が低くなってしまうため、そこが弱点になってしまいます。
またガンポートから発射する弾より敵歩兵の携帯対戦車兵器の射程が長ければ「周囲制圧」の意味がありません。現在では肉薄攻撃よりミサイルで狙われるほうが多そうですし、今の戦闘の形態には合わなくなったのではないでしょうか。
まぐまぐマグロ

勝手に補足させて頂きますが、他の理由として、視野も射角も狭いガンポートからの射撃は非実用的、またコストを押し上げる要因にもなる、というのもあります。
itou

ＮＢＣ兵器対策として密閉性を向上させる目的もあるのでは？
ささき

便乗質問みたくなりますが，ドイツのマルダー装甲戦闘車はガンポート射撃の
際はＧ３ではなく専用銃を使用すると、うろ覚えしてますがその通り
でしたっけ？　陸自の８９式装甲戦闘車の場合はガンポート射撃は８９式を
使うのでしょうが。
(ガンポート廃止してコストを少しでも下げないと…逆に高くなったりして…)
TUBO

米軍のＭ２は、全長の短い専用銃を使っていましたが、マルダーはどうだったかな？Ｍ２の場合、銃口とペリスコープの位置が離れていて照準がつけられないので、全弾
曵光弾を使うというようなこともされていたようですが。
(N)