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109 ドイツの突撃砲って待ち伏せばかりしているように思うのですが?

  1. 前の方の回答にも書きましたが、クルスク等ではパンツァー・カイルの先頭を突撃砲が勤めています。後期の長砲身型の突撃砲も初期型同様、歩兵の直協任務も日常のもので、攻撃任務に就くのが本来の突撃砲の姿、と言ってもいいでしょう。BUN


  2. 待ち伏せに向いている車両であることは確かですね。戦車隊に火力支援用として配備された場合は積極攻撃に、砲兵隊に自走砲として配備された場合は待ち伏せに使われるケースが多かったのではないかと思います(ささき)


  3. だって敵がいっぱいやって来るんだもん^^(ウラ〜)


  4. 1943以降は積極的な攻勢が減ったのも、防御戦闘が目立つ理由でしょう。なお固定戦闘室の突撃砲は戦車相手に機動戦闘するのは基本的に不利ですから、戦術的にも待ち伏せを多用するコトになると思います/SUDO


  5. 大戦初期の自軍が有利な頃は攻撃にも使っていたでしょうが、後期の防御戦になると、相手のソ連軍があまりに大軍なので、防御に徹するしかなかったのでは。それと、戦車と違って、回転砲塔がないので、見晴らしのいいところにのこのこ出ていったら、気づかないうちに横から撃たれてしまうのでないでしょうか。(ぱんてる)


  6. ところでスェーデンのSタンクはドイツの突撃砲を真似したのでしょうか?


  7. ↑ここの66番を見て下さい。


  8. 突撃砲の元祖であるV号突撃砲は低い車高を利用して敵に接近して攻撃をかけるというような用法が使われていたようなので、元々は攻撃的な意味もあったんじゃ?


  9. 突撃砲は突撃・砲な訳で、陣地突破用の支援兵器は攻撃任務が本来のものです。また、後期の防衛戦も単純に待ち伏せを行う遅滞作戦だけでなく積極的な反撃があって初めて戦線を維持できるので、そうした逆襲の際には突撃砲は有用な兵器だったのです。それは車両の特性というより、戦車のように機動戦の為にすぐどこかへ行ってしまうことのない、歩兵師団所属の機甲兵力だったことも大きな理由です。BUN


  10. 固定目標に対してだったら「攻撃」出来ますが、戦車部隊が待ってるところに乗り込んでいくのには、同級戦車ほどには向いていません/SUDO


  11. 再び突撃砲論争するのは気が進みませんが、戦車は味方にも少ないが敵にも少ないのです。また、突撃砲が本格的に生産された長砲身型以降はできる限り遠距離の砲戦を実施しており、旋回砲塔の優位はあまり無かったことが記録からはうかがえます。しかし、突撃砲が頼りにされた最大の理由は「所属」の問題だと私は考えます。BUN


  12. 勿論、論争する気はないし、所属によって「頼り」にされていたのは良く判ります。でも固定戦闘室でも構わないなら、大半の戦車は固定戦闘室になったでしょう、前進して積極的に戦闘するのを「攻撃・攻勢」とするならば、情勢不明なトコロへ乗り込むワケですから、先に発見するのは、普通は防御側です、望むような距離で戦闘が出来る保証は有りません、遭遇戦闘だったら乱戦になりやすい。これが、歩兵部隊が殴り合いしてるところに「支援兵器」として駆けつけるなら、周囲の敵情も大凡判明してるわけで、戦車ほどで無くても、あまり困らないでしょう。また歩兵部隊が戦車相手に「攻撃」なんて作戦速度から考えて現実的ではないです>積極的に前進して、有利な地形に布陣して「待ちかまえる」のは、精神としては攻撃ですが、戦術的には「防御」です、北アフリカの88mmはコレで戦車を「狩り」ました。戦車が待ってるところに乗り込む可能性は「機動兵器」として使った場合にしか起こり得ないコトで、その場合、構造的に不利なのは判ると思います>カイルの戦闘に立ったのは、他に選択肢が無かったからだと思います/SUDO


  13. そう固定戦闘室を心配する(?)必要もないでしょう。突撃砲の攻撃は基本的に歩戦協同出なければ意味が無く、またこうした攻撃で側面に機動されて大損害を受けた記録は寡聞にして知りません。またパンツアーカイルに対しても重装甲が評価されての積極的な運用だと考えられます。指摘された欠点も逆にその後のカイルの形状変更によってカバーされているのではないでしょうか。質問自体の答えとしては「本来攻撃兵器です。」と繰り返したい。BUN


  14. また、突撃砲に対しての批判の下敷きにはよく引用されるグデーリアンの突撃砲への評価があると思っているのですが、「後退時に6時方向を撃てない」等、やや屁理屈じみているような気がするのです。やっぱり突撃砲問題の勘所は「所属と運用」であって車両の特性、性能じゃない、と思えます。BUN


  15. ↑それは知らなかったですね。突撃砲が「攻撃」兵器なのかどうかは「歩兵にとっての」との前提では十分に理解できます、だから固定目標への攻撃は可能であり、機動運用では同級戦車ほどでは無いと記しました。攻撃とは相対的に機動力を含む戦力で上回っている場合にのみ可能だと思います、突撃砲の戦術機動能力は、固定戦闘室の分だけ戦車に劣ります、条件が全て互角なら、戦車が勝つでしょう、突撃砲は地形等を利用して「戦術的待ち伏せ」をしないと勝てません。陣地攻撃等ならば戦術的機動力で勝るので、問題はないです、限定攻撃型と言えるのかも知れません/SUDO


  16. 本来突撃砲は歩兵の支援が目的で対戦車戦闘が目的ではなかったはずです。歩兵の攻撃を支援するのが目的ですから攻撃兵器では。


  17. ↑もともとは機械化歩兵と戦車から構成される最前線の一歩手前に布陣し、前線の移動に伴って前進しつつ支援砲撃を行う用兵ですから、間接的な攻撃兵器といえます。しかし敵が反抗に出ると前線が後退し、後退を食い止めるため攻撃支援陣地にあった突撃砲が防御兵器に転じて徹甲弾で直接砲撃を行うこともあるわけで…。攻撃と防御は盾の両面のようなもので、「回転砲塔だから攻撃兵器、固定砲塔だから防御兵器」と単純に割り切ることはできませんね。向き・不向きの傾向はあると思いますが(ささき)


  18. ドイツ軍の場合、機械化歩兵の部隊、装甲擲弾兵師団は自前で戦車持ってるはずですから、突撃砲は通常の歩兵師団への火力支援は主任務だと認識しています。でもって、この「普通の」の歩兵師団が「攻撃」兵力なのかどうかが、まず一点。次にそれの支援兵器でしかない突撃砲が攻撃的兵器なのかと言うのが、もう一点。日本の様に徒歩歩兵が主体ならば、理解出来ます>彼らの戦車がそうだったように。数量的にはともかく、攻勢の先鋒は装甲兵力で構成されていたドイツ軍を考えると、彼らの攻撃主力はあくまでも戦車と、その支援兵力である機械化歩兵だと思うのです。攻撃に使えるんだから攻撃的兵器だと言うのでは、迎撃戦闘機だって爆装可能だから爆撃機だと言うようなモノでは無いですか?突撃砲は、思想的に旧世代の「歩兵戦車」であり、ドイツ軍では歩兵が攻撃主体では無い以上、それは攻撃兵力の中核にはなりえないモノと認識しています/SUDO


  19. むしろ攻撃の主体は数からいっても一般の歩兵師団でしょう。また重要戦区の戦略的規模の攻撃以外に乗車戦闘可能な部隊を投入出来なかったのは史実の通り。しかも装甲擲弾兵の装備はSPWからトラック、自転車まで含まれる雑多なもので頼みの独自の戦車部隊が突撃砲で編成されているのも日常的。この辺を掘り下げてもあまり意味が無いのでは?


  20. ↑突撃砲が攻撃兵器としての生い立ちを持ってるのか?と考えた場合です。でも、まあ、確かに掘り下げても無意味ですね/SUDO



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