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96式装輪装甲車の車体側面には外部視察用の窓が設けてありますが、設置位置からするとペリスコープ式ではないように思えます。窓の面積も結構大きい様に見えますし、防御上問題は無いのでしょうか。
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- 防御より外部の状況を把握する方が重要だと考えたからでは?
- あれは防御上疑問視する声は多いですが、ただ密閉された兵員室内を持つ最近の兵員装甲車では外部視察能力が劣ると、兵士が外に出た時、周囲の状況を咄嗟に把握出来ずにキョロキョロしてしまうのです(マジ)。89式のガンポートなんかは限られた視界でも外が見えると見えないのとでは大違いなので、その意味では役に立つのですけど。(ただ、そうは言っても最近のICVは平和維持活動なんかでもゲリラのRPGなんかに狙われる事も多いので防御力を強化する傾向にあるのですけど、96式の防弾視察窓はちょっと疑問です)
- 最近は12.7mm以上の対物狙撃ライフルが流行してますから、そんなのに狙われて大丈夫なのかなあ?って気はします(厚さどれぐらいなんだろう?)、WW2の頃から外部視察用の装甲スリットや視察窓(防弾ガラスはめ込み)は対戦車ライフルのいい的になるのだけど、陸自の車輌って地雷を踏んだり撃たれる事を考えないんだろうか?
- 陸自のAFVは軽量化のために目立たない(と思ってるらしい)底部の装甲がペラペラだとよく聞くけどほんと?
- 某書に書いてあったのですが、装輪装甲車は地雷によるダメージを最小限にするために底面を(正面から見た場合)逆三角形のような形状にするのが普通なんだそうですが、96式の場合そのような配慮が全くなされていないそうです。
- 96式の場合、決められた(?)車高、全幅、地上高の範囲で車内容積を最大限にするというのが、どうも設計上の(第一の)命題だったのではないかと思えますね(防御力は二の次って感じ)。底面をV字型にするって言うのは(確かに対地雷防御に有利だけど)車内容積が減少するので「普通」ってほどみんなが採用してるわけじゃないです。(N)
- 底をV字型にするのは、元々対地雷防御を重視する南アの装甲車がお家芸で、最近はPKF活動なんかで地雷対策が重要になってきたので、他国のAFVメーカーも追従する様になった・・・って所ですね(まあ、最近の流行です)、日本の兵器デザインは歩兵戦闘車に対戦車ミサイル積んだりガンポートつけたりして見た目派手な部分は外国の真似をするけど、地味で目立たない部分(でも実戦で効果がある事)を真似しないか研究しないのが残念です。
- 技術オタクの自衛隊だからテレビぐらいは付けてると思ったけど(^.^)(ジュンコウ)
- 装甲車で「底をV字型にする理由」なんてテレビじゃやりませんって(笑)、「PANZER」とか読んでないんでしょうかね?。それで最近、陸自の新型軽装甲車の試作車の写真をPANZERで見ましたが、南アかフランスの同級装甲車でも素直に輸入して欲しいです。
- あれは、直前の文に対しての物ではなく、ぺリスコープ云々というところの話に対してのでして、自衛隊はよく解っていない最新技術でもやたらに取り入れるので、テレビカメラで外を見るというなんか戦場向きでない装置を付けているのではないか?という皮肉でした。
- ところで、私は、「歴史群像」「丸」「学研ムックWWUシリーズ」などを読んでます。「丸」は読みたいところがあったり、本の後ろのバックナンバーで面白そうなのがあった時のみ買ってます。「パンツァー」は本屋で見たことがありません。ここで知りました。戦車だけのですか?あと雑誌以外では三野正洋・江畑謙介などの本を読んでいます。
- 続き 特に私の「自衛隊の兵器が信頼性が低い」との立場は、江畑氏の本からの物ですが、皆さん、江畑氏の本は正確なのでしょうか?三野氏のは歴史的な分野が多いのでほかの本と比較しやすいのですが、江畑氏のは、スペックなど細かいことが多いので。
- AFV関係に興味があるなら「PANZER」はお奨めです(と言うかAFVのマニア向け専門誌は日本ではこれしかありません、昔は「戦車マガジン」もあったのですがT-T)。それで私見ですが江畑氏の本は好きです、ただ氏の信念と言うか自己主張が強いので、あくまで「江畑氏の意見」として読んでます(ただ技術的な面ではちょっと)、それから三野氏ですが(影響強そうですね)「ドイツ軍の兵器比較研究」以降、読む気がしないので、この本だけでの評価ですが、やはり「PANZER」か「軍事研究」等の御一読を強くお奨めします。
- 「歴史群像」は「戦略・戦史・戦術マガジン」の方ですよね?、最新の「夏・秋」号で四式中戦車の特集記事がありますが、これと「PANZER」(何号か忘れた)の四式中戦車の評価を読み比べると本の性格によって書き方が違うのが良く分かります。(歴史群像はヨイショし過ぎ^^;)、月刊「丸」も日本製兵器は大抵は褒めます。
- ほかにも有ったっけ?
- ↑な、何が?
- いや、歴史群像がもう一つ有るみたいに書かれてたんでね
- ↑↑↑その歴史群像です。で、ほかにも有るのでしょうか???(ジュンコウ)
- ほかのって歴史群像新書のことかな?
- ↑これと、後は「太平洋戦史シリーズ」と「欧州戦史シリーズ」ですけど・・・一応、あれも頭に「歴史群像」って小さく付くもんで^^;(他は世界文化社のビックマンスペシャルの戦記シリーズも最近の奴はなかなか良いかと)
- はっきり言って三野氏の本はあまり参考にしないほうが良いかと思います。「エアワールド」誌に連載されて後に文庫化された「猛禽類の戦い(戦闘機対戦闘機)」を読んだのが最初ですが、「俺も小学生か中学生の頃こんなの考えたな」というのが印象でした。
- ↑↑↑さすがに歴群新書を参考にするやつはいないよな(笑)
- まあ、青木基行氏のは参考にできますけどね(ジュンコウ)
- 考証なら、確かにちゃんとしてるね。
- 「クルスク〜」「十二戦〜」「南太〜」は歴群新書じゃなかったっけ?これはかなり信用できますが。(ジュンコウ)
- 言い遅れましたが、欧州戦史シリーズも読んでます。前に書いたWWUシリーズのことです。(同)
- でもこういったムック的な本は「読んで楽しむ」程度に受け取っておかないといらぬ恥をかく元になりまねませんよ。面白いんだけど。
- ↑一昔前よりは濃くなったと思います。あとは記事を書いてる人にもよりますね。月刊「丸」とかでも緑のページなんかは、結構、資料価値高いです。
- 歴史群像の「戦略・戦史・戦術マガジン」なんかは「資料本」よりは「読み物」として見た方がいいと思います^^;、しかし、あれの戦国史なんか(個人的には好きだけど)編集部の方針か通説に反する論文が多いんだけど、あれ素人な人が読んで大丈夫か?(通説は通説でそれなりに根拠なり理由があるんだから、何でもかんでも「凄い!、この人の新説が正しいんだ!」って知識の無い人に思い込まれると困るんだよね^^;)
- 沢山、色々なミリタリー関係の本を読み漁ってると、そのうちに通俗本の戦記なんかは「なんとなく嘘臭いな」とか「まあ、参考程度に・・・」とかなんとなく見分けが付けられるようにになります。
- 林さんのや青木さんのは信用できるけど、荒巻さんのはむちゃくちゃだ・・・とかね。(J)
- 荒巻さんはワザとでしょう(そうじゃなかったらイッちゃってるのか・・笑)、あの人は戦史研究家って言っていいぐらい史実の太平洋戦争に造詣深い人ですよ。ただ、昔、雑誌のインタビューで「自分が小学生の頃、頭に描いてた空想戦記を小説にしている」みたいに言っていて、荒巻作品って小学生が頭にスーパー兵器思い浮かべてる様なノリの空想戦記なんですよ。ただ「紺碧の艦隊」の出だしなんて「より良く負ける為の歴史の修正」なんてのは上手い言い訳だなあと感心したけど(しかもパラレルワールドだし)・・・ただその後がねえ^^;
- 本当は詳しい人だったのか・・・谷甲州氏と友達というのもこれなら納得。(J)
- あと、歴史群像のWWUシリーズってJu87Gの37mm砲は急降下の機速が・・・とあったりしてあまり信用できないですね。確かに読み物としてはいいんだけど。(J)
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