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歩兵戦闘車は歩兵を満載していて、いいまとだと思うんですが?
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- 思うんですが…で何? 実際に各国とも、歩兵戦闘車の防御を強化する方向にあるので、皆そう思ってるようですが。(N)
- 歩兵には戦車砲や対戦車ミサイルよりも機関銃の脅威があるから装甲車に乗せるんじゃないですか?(秋田谷)
- ベトナムでは対戦車地雷とRPGの待ち伏せ攻撃の脅威が大きく、歩兵蒸し焼きになるよりはと屋根の上に乗ることを好んだそうです。今のAPCは改善されてるのかなぁ?(ささき)
- APC(装甲兵員輸送車)とMIFV(歩兵戦闘車)の区分は多少曖昧ですが、後者のほうが重装甲、重武装で戦車に随伴しての戦闘行動をとるものです。アメリカのM2/M3戦闘車の改良型は反応装甲をつけ、戦車のHEAT弾にも耐えられるようになっています。確かにMBTに比べれば装甲は弱いが、先にMBT等で敵戦車部隊や砲兵部隊を駆逐しておけば、敵の歩兵は対戦車砲を持っていたとしても歩兵戦闘車相手に不利な戦いになるのではないでしょうか。(アリエフ)
- 確かにAPCやMICVには攻撃目標にされやすく、MBTのような本格的な装甲もないので、効率的に歩兵を殺されるだけという説もかつてありました。
- 一番の利点は、「移動式塹壕」、砲弾や爆弾の破片から歩兵を(それなりに)守れる、という事だと思うんですが。(revi)
- ↑実際の戦場では、ATMや戦車砲で狙い撃ちされる危険よりも、砲弾の雨を降らされる危険の方が大きいでしょうから。(revi)
- 戦場においてA点からB点へ歩兵をいかに早く・安く・確実に動かすか。効率的に詰め込むと効率的に殺される。かといって分散させると高くつく。歩兵戦闘車とはそういうOR計算の上に成り立った妥協の産物なのでしょうね(ささき)
- イスラエルのカバさんはどうなのでしょう。対戦車戦闘にも使えて人も運べるメルカバですが、その後どの国も真似していないのはデメリットの方が大きいのかな?
- ↑手持資料によると、メルカバの後部スペースには8〜10名の歩兵を乗せる事が出来ますが非常時だそうです。あのスペースは予備弾薬搭載用と考えた方が良いのではないでしょうか。
- (続き)数に劣るイスラエルでは弾薬を多く搭載出来る(従って長く戦う事が出来る)メリットは大きいと思います。
- メルカバの兵員スペースは、単に乗機が被弾して脱出した乗員を回収する為のスペースだと記憶していますが?
- 下の二方が書かれておりますが、メルカバは中東戦争における拠点防御的な戦車運用の戦訓から開発されたものです。戦車に兵員スペースを設けると大型化し被弾率が上がる、対策として重装甲化すれば価格が上がり機動力は下がる…ということで、「スピードこそ命」という一般的な機甲部隊運用とは毛色が違うと思います(ささき)
- 昔の装甲兵員輸送車は、パンツァーカイルに象徴されるように戦車の後をついていくものでしたから、それを狙って位置を暴露すれば敵戦車に手を振るようなものでした。ところがAPCの対戦車能力が向上して見逃してもらえなくなり、本格的に防御された戦闘車が一般化しつつある、というのがだいたいの流れだと思います。
- ↑最新のMICVでもMBT並の装甲を持っているのはないでしょう。戦車砲でもATMでも簡単に破壊されてしまうと思いますが。
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