航空機関係のNo.70に回答があります。

オクタン価というのはガソリンのアンチノック性を表す数字です。高いオクタン価のガソリン使用を想定すれば高圧縮比のハイパワーエンジンが作れます。逆に高オクタン価の燃料を想定していない普通のエンジンに使っても効果はありません。

確かイソオクタン「CH3C(CH3)2C4H9」１００％のものを１００オクタン、ノルマルオクタン「C8H18」１００％のものを０オクタンとし、試験用エンジンに測定用燃料を入れた場合の出力と、同じ出力を出す先の２種の燃料の配合比からオクタン価が求められたと思います。１００オクタン以上の計測方法は知らないですけど・・・

↑ノルマルオクタン→ノルマルヘプタン（C7H16）ですね。試験用エンジンの圧縮比を上げて行き，イソオクタン80％の標準燃料と同じところでノッキングを生じればその燃料はオクタン価80です。オクタン価100以上の燃料はイソオクタン＋四エチル鉛(C2H5)4Pbの混合燃料と比較します。例えば四エチル鉛濃度3ml／3.785Lの混合燃料は約115オクタンです（6mlで約120）。この場合115というのは，試験用エンジンの吸気圧を100オクタンの場合の15％増にできる（ノッキングを生じない）という意味です。