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47 先日、陸上自衛隊下志津駐屯地の史料館で、昭和17年、千葉県和田浦で対空列車砲のテストをしたときの記録を見つけました。88式高射砲を無蓋貨車に取り付けたもので「対空砲列車」という方がふさわしいものですが、これが実戦で使われたことはあるのでしょうか。ちなみに、その記録によると、多少の改修個所はあるものの概ね実用に耐えるという判定でした。しかし、よく読むと射撃の後レールの狂いが生じたとあり、私としては使い物にならなかったと思うのですが。

  1. 鉄道の運行は日々の車両、線路の双方の整備や計測、修理が欠かせないものだし、線路のずれぐらいは攻撃終了後、鉄工兵部隊が直せばいいのでは?


  2. (質問者です)レールの修繕は確かにご指摘の通りですが、戦時中の鉄道は貨物輸送最優先でフル回転状態にある中で、事前に爆撃機の進入経路を予測して対空砲列車を移動しておくなんて器用なことができたのか?とも思うのですが。道路事情が悪くガソリンも不足しているため鉄道での移動に目をつけたということなのだろうか。何か、これについて触れているような本、記事等ありましたら教えていただけたら幸いです。


  3. フル可動と言っても今の山手線の様なイメージを持ってはいけません、米機の爆撃と修理のイタチゴッコでかろうじて物流を支えていただけです(運行実績を書いた本数を読んだ記憶があるのだけど、何の本だっけ?)。それから線路は基盤が弱いのと狭軌ですから強度的に余裕が無かったのかと思いますが射撃地点は応急的にでも補強すればなんとかなるんでは?。「改修個所はあるものの概ね実用に耐える」って、そんな所ではないでしょう?(数少ない高射砲を固定陣地で腐らせるよりはマシかと思いますが、ただ12cm砲にして欲しいですね)


  4. 脱線復旧用のクレーン車と同じように、台枠からアウトリガーで支えてやれば(理想を言えば車輪を浮かせて)線路への悪影響は出ないと思うんですけどねぇ。ま、地盤の良いところに限りますが。


  5. 車両をアウトリガーで支えるのはやってるんじゃないですか?(ただ完全に浮かせたかどうか?、車輪と支柱の両方で支えてそれでもガタがきたのかな)、根本的に狭軌の無蓋貨車自体の積載量がどれぐらいだったんだろう?、12cm高射砲なんて載せたら重量オーバーだろうか?


  6. ↑積載能力は有るでしょうけど、発砲は無理でしょうね>戦車ですらあれだけ反動で揺れるのですから/SUDO


  7. でも満州の装甲列車なんて装甲貼った上に105mmカノン砲とか載せてるけど、あれはやっぱ満州の広軌だから?、国内の狭軌で、在り合わせ無害貨車に積んだだけじゃダメなのか。


  8. 列車搭載等の工夫は、戦時に大量に生産された無脚の固定式砲架の高射砲に機動力を与える方策の内の一つと考えて良いのではないでしょうか。このテーマでの工夫は他にも色々と行われています。BUN



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