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最近の海自の護衛艦へ搭載されている機銃について質問です。不審船対策として 12.7mmや7.62mmの機銃を舷側やヘリコプターに搭載するようになりました。 この機銃の操作担当は第1分隊こと砲雷科という事ですが、砲雷科のどの部署の 隊員が担当しているのでしょうか?「運用員」・「射撃員」・「射管員」の いずれかだと思うのですが・・・ マーフィー |
- 不審船を追跡しているときに、一番手のあいている部署はどこでしょうか?
射撃員と射管員は大砲の方がありますし、運用も応急部署の方に配置されています。あとに残るのは、水測と魚雷です。
状況にもよるのでしょうが、機関銃は魚雷と水測で担当するのではないかと思います。
エボリツォーネ
- 自衛艦には、各艦ごとに「部署」と言う物が定められています。
(射撃、射管、水測と言った職種ごとの配置は、内部では「パート」と言っています。)
出港部署、応急部署、戦闘部署、臨検部署、短艇武装部署、総員離艦部署といった具合です。
これらは、状況に応じた人員配置を個艦で定めたものなので、全く同じ内容の「部署」を複数の艦が定めているとは限りません。
ただし、ご質問の内容を考えますと、まず最低1名は射撃員(海曹)が含まれると思われます。
(小火器の所掌は砲雷科の中でも、射撃であるのが通常。射撃員の配置の無い艦では運用です。)
通常、短艇武装部署でも、射手を始めとして3〜4名の配置となりますので、残りの人員は、「部署」に従って砲雷科の各パートから抽出される事になると思われます。
元むらくも乗員
- ちょっと解り難かったかも知れませんので、具体的な例を。
某艦の「短艇武装部署」はこんな感じでした。
1.艇指揮 掌砲術士。
2.射手 射撃員(3曹)1名。
3.予備射手 水測、魚雷、射撃管制(海士)各1名。
4.短艇操縦要員 出入港部署に準ずる。
5.短艇降下揚収要員 出入港部署、中部作業員に準ずる。
6.その他 特令無き場合は艦内哨戒部署第1配備に準ずる。
ここに出てくる「準ずる」は、「減員操法で対応せよ」と言うことを意味しています。
元むらくも乗員
- 回答ありがとうございました。なかなか難しい話でしたが「射撃員」が担当するという事が大体理解できました。ところでふと思ったんですが、最近「CIWS」のレーダーを改良して不審船などにも対処できる様にする計画がありますね。実現化すれば機関銃の出番が減りそうですな・・・
マーフィー