2431 |
あちこちでよく見る「ライン演習作戦」で砲戦中のビスマルクの写真の事で質問です。一見左舷に一斉射撃をしているような感じなんですが、一番砲塔だけ別の方向(前方)を向いています。これは砲塔の故障か何かで動かなかったのでしょうか?それとも別の意図があったのでしょうか? 文献によって「フッドと交戦中」「フッド撃沈後、POWを攻撃中」と写真解説がマチマチで、双方の戦況で砲塔(あるいは艦そのもの)の状況も変わってくるかと思うのです。 スビクルマ |
- 他の写真では一番砲塔もウェールズを目標にして射撃している様相が写ってますから、偶々あの位置にあっただけではないかと思います。実際にウェールズはフッドの右舷側後方にいましたので(ビスマルクから見れば左舷側のより角度の深い位置)、フッドとの砲戦の際にウェールズに分火をするつもりで一番砲塔を動かしていたとすれば、砲はより後方へと向けないといけないことになりますね。
因みにあの写真は公開の後にオイゲンに乗り組んでいた砲術士官シュマーレンバッハ少佐が「この写真はウェールズ砲撃時に撮影されたもの」と識別していますので、その可能性が高いのではないかと言われてますが、他の写真に比べて空が暗いので、フッドに対して射撃している際の映像である、とする意見も根強く残っています。なお、昔の書籍だと例の写真は「5/27にイギリス戦艦隊の猛射をうけて炎上するビスマルク」だと言われていたこともあります。
大塚好古
- http://www.bismarck-class.dk/bismarck/gallery/gallbismdenmarkstrait_new.html
この一連の写真を見ていると問題の写真では確かに一番砲塔だけ明後日の方向を向いているように見えますね(^^;。でも、他の写真では一番砲塔も左舷向き、あるいは全門艦首尾方向に揃えて・・・となってます。
素人モデラー