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現代の海自の護衛艦の艦載砲について2つ質問です。あれらの砲はライフル砲、滑空砲のどちらでしょうか?そして薬莢は燃焼薬莢でしょうか? マーフィー |
- ライフルで普通の薬莢です。
SUDO
- 海自に限らず現用の艦砲では滑空砲&燃焼薬莢は使用されておりません。
理由として
1.射距離の問題(車両等と違い、概ね3,000m〜1万数千mの目標に対し使用する)
2.使用する弾薬の問題(相手に装甲がほぼ無い為、戦車等で使用されている
APFSDS弾は使用する必要が無い。
又、現用のHE弾や金属塊を入れている特殊弾の方が被害範囲が大きい)
3.おそらく生産・維持運用コストの問題(CIWS等小口径銃砲は従来の物を流用・
改良している)
などが考えられます。
マーフィー氏の御質問にある滑空砲&燃焼薬莢は、今の所MBT等の対戦車任務を
主とする、一部の車両用にしか使用されておりません。
と言うか、元々現用の滑空砲自体、APFSDS弾を打つ為に採用されたと
PANZER誌(バックナンバーを忘れてしまいましたが)に載ってました。
しゃあ・アズナブル
- 重箱ですが滑空砲でなく滑腔砲ですからね。
ばり
- 余談になりますが。
滑空砲と書き間違える人が多いのは、滑腔砲を「かっくうほう」と読むからだと思いますが、
ほんらいは腔の字に「くう」の読みはなく、滑腔砲は「かっこうほう」と読むのが辞書的には正しいのです。
実際には「くう」の読みのほうが一般的になっていて、口腔を「こうこう」と読んだりすると変な顔をされますが。
便利少尉
- 皆さん、回答ありがとうございました。そうでしたか、現代の艦載砲もライフル砲でしたか。滑腔砲の正しい書き方・読み方もご指摘いただきありがとうございます。
マーフィー
- >4
腔の読み方ですが、医学に限定すると、「くう」と読むのが一般的のようです。ですから、鼻腔は「びくう」、口腔は「こうくう」と読むようです。(養老孟司の著書より)
ただし、これは医学だけの方言みたいな物で、滑腔砲は、「かっこうほう」が正しい読みです。
ここで、昔上司から絶対読みを間違わない暗記法をお教えします。
「カックウするのはグライダー!」
キリン