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はじめまして。質問させてください。 日本空母の甲板後部に描かれている「定着位置」と呼ばれている白丸ですが正式な呼称なのでしょうか? 当時機体が軽かったとしても衝撃荷重がかかるはずですから「加賀」など多くの艦で昇降機上に描かれていることが不思議です。 むしろ「ここには降りるな」と言いたいぐらいの場所なのでは?。 てぃんかん |
- すいませんが、僕は「定着位置」の正式名称さえ知りませんので、同じ疑問をもった一人として書き込みます。
そこで、この定着位置は、全部の空母に描いてるわけじゃありませんね。定着位置があるのは、赤城、加賀、龍驤、蒼龍、大鷹、隼鷹、飛鷹、千歳、千代田、海鷹の10隻です。飛龍も一時期描いてたようですが、その位置は、艦首近くで最前方の着艦拘束装置がある場所でした。艦首方向からの着艦の研究に関係して、一時的に描かれた可能性はありますね。
定着位置と飛行甲板の塗装や他の標識とは、特に関係はなさそうです。飛行甲板の終端に赤白だんだらに描かれた着艦標識だけは、必ず定着位置と対になって描かれてますが、ほとんど全部の空母が着艦標識を描いてますから、たぶん意味ある組合せじゃありません。千歳、千代田、海鷹は、飛行甲板に迷彩をしてますから、迷彩してない空母が定着位置を描いてるとはいえません。必ず定着位置の中心に着艦拘束装置がくる、そうでなければ前後にくる、そのような法則もなさそうです。
ひとつ気付いたんですが、発艦のための「甲板中心線」とその両脇の「補助線」が決まった約束事がないような感じです。3本とも実線が、飛龍、翔鶴、瑞鶴、大鷹、祥鳳、瑞鳳、海鷹の7隻で、その中の大鷹と海鷹が定着位置も描いてます。中心線が実線で補助線が破線が、赤城、蒼龍、千歳、千代田、信濃、神鷹の5隻で、信濃と神鷹以外の全部に定着位置があります。中心線が破線で補助線が実線が、加賀、龍驤、隼鷹、飛鷹の4隻で、これは全部に定着位置があります。実線の中心線1本が、雲鷹、沖鷹の2隻。破線の中心線だけが、鳳翔、大鳳、龍鳳の3隻です。
また、生涯を通じて定着位置を描かなかったらしい空母は、翔鶴、瑞鶴、祥鳳、瑞鳳、龍鳳、大鳳、信濃、雲龍、天城、葛城の10隻です。こうして見ると、艦載機を実際に乗り込ませていない空母は、定着位置を描いたことがないようです。そうだとすると、雲鷹と沖鷹も定着位置が描かれたことがなかったのかも知れません。
知ってる方、よろしくお願いします。
くらげ
- > 当時機体が軽かったとしても衝撃荷重がかかるはずですから「加賀」など多くの艦で昇降機上に描かれていることが不思議です。
> むしろ「ここには降りるな」と言いたいぐらいの場所なのでは?。
後部昇降台の丸印ですが、あそこに接地(接艦)はしないと思います
搭乗員の手記のどれを見ても、「後ろから3番目の制動索に引っ掛ける」ですから
ところで、丸印の前方に3番目の制動索があると思いますが、両者の距離はどうでしょうか
セミララ
- 質問者です。
ありがとうございました。
公式資料等に基づく呼称ではないのでしょうね。
制動索との関係もそれぞれのようですし。
あるいは誰か研究者の創作呼称?なのかも。
てぃんかん