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2401 工期や予算、意義を無視したとして、太平洋戦争中にアメリカ合衆国海軍が保有していたワイオミング級からコロラド級までの低速な旧式戦艦群を機関換装するなどして高速化することは技術的に可能ですか?
GUY

  1. 単に「高速化」と言っても程度が有ると思いますケド、プラス何ノット位を考えておられるのでしょうか?!
    駄レス国務長官

  2. 高速化してますが・・・
    SUDO

  3. >工期や予算、意義を無視したとして
    これを言ってしまったらそれこそ「何でもあり」で、
    質問の意味も問題提起の意義すらもなくなってしまうと思いますが。
    (宇宙戦艦に改造するのはそれでもさすがに無理か)
    便利少尉

  4. 1>

    28ノット前後です。
    GUY

  5. 4>

    ぐぁっ!?言葉が足りませんでした。
    プラス何ノットだから旧式戦艦群の平均を21ノットとするならばプラス7ノット前後です。


    3>

    確かに。質問に関しては言葉が足りなかったかと思います。
    ですが、以前に此処で「〜は可能か?」という質問をしたところやはり工期や予算、が引き合いに出たことがありまして・・・・・技術的には可能なのか不可能なのか、私はその部分のみを質問たつもりなのですが。
    GUY

  6. だから、「技術的に可能」って部分の中に、工期も予算も現実には含まれているのですよ。
    揚げ足を取れば、工期(納期)をまったく考えに入れなければ、
    小型高速のガスタービン機関が完成するのを待ってから換装すれば良い、
    なんてふざけた回答まであり得るわけで。
    まあ実際の議論としては、工期や予算の制約が暗黙のうちに含まれているわけですが。
    現にGUYさんご自身が「太平洋戦争中に」と条件を付けておられますが、
    それですでに工期が規定されているわけです。
    現にその方向に話が転がりつつありますが、結果論としてはむしろ
    「旧式戦艦を28ノット級にまで高速化するのは太平洋戦中に可能か?」
    と言った形でご質問された方がまだ良かったでしょうね。
    便利少尉

  7. 成程。そう言われれば大いに頷けます。
    冒頭の質問では確かにそういった回答も含まれてしまう可能性があるということですか。御指摘感謝します。


    で、肝心の質問としては「旧式戦艦の速力を太平洋戦争中の技術で28ノット前後まで引き上げることは可能か?」という風な趣旨なんですが。。。
    GUY

  8.  技術的には可能です。
     たぶん主砲塔一機削減して、その空間も機関部にする必要があると思うけど。
     で、船体強度等の見直しから、バランスまで、まあ色々と大変でしょうが、技術も時間も間に合います。
     単に手間が大変な上、使える戦艦を後方に下げて数年も寝かせておけるのか、ドックと資材使うなら新型艦建造した方が良いんじゃないかとか、そういう問題を無視すれば、やれないことは無いでしょう。
    SUDO

  9. ゴミレス。
    以前どなたかから、ビッグ5の改装プランでは機関換装も検討されたという話を聞いたような…。
    ヒロじー

  10. 28ノットへの改装なら、イタリア戦艦カイオ・ジュリオ・チェーザレ(21.5ノット→28.0ノット)辺りが参考になるかもしれません。

    だーくまたー

  11. 便乗質問で申し訳ないのですが・・・。
    「大鷹級」「神鷹級」「海鷹級」の速力を機関換装により21・23ノットから28ノットまで引き上げるのは可能でしょうか?
    はにまる

  12. >11
     ディーゼル主機の浅間丸等(20ノット)を空母改造するにあたって駆逐艦主機を搭載することで25ノットを狙った計画がありました。
     また海鷹は元々ディーゼル主機で20ノット弱の客船でして、空母化にあたって駆逐艦主機に交換しており、それで23ノットを発揮しました。
     よって、駆逐艦主機を二組も積めば、28ノットも狙えるでしょう(雲龍型の一部でやってますね)
     まあ52,000馬力の瑞鳳が28ノットで、同じ馬力の海鷹が23ノットなのを思うと、なんつうか恐ろしく無駄があるというか、だったら雲龍作れといいたくなると思いますが。
    SUDO

  13. >10

    便乗の質問となりますが、チェザーレを始めとするイタリアの旧式戦艦は速力増加等の近代改装にどれくらいの年月をかけたのでしょうか?四年以上はかかるものなんでしょうか?
    GUY

  14. >13.
    カブール '33/10/12 - '37/6/1
    チェザーレ '33/10/25 - '37/10/1
    デュイリオ '37/4/1 - '40/7/15
    ダヴィンチ '37/4/8 - '40/10/26
    ・・・が近代化改装の期間とされてます
    これにより、改装前の31,000shp/21.5ktから93,000shp/28.0kt(カブール級)
    または85,000shp/27.0kt(デュイリオ級)にアップしました。
    速力を1.3倍にするには機関重量で約3倍必要なコトが判ります。
    なお、機関重量はカブール級で見ると1,732トンから1,201トンに軽減しており、
    防御重量が6,122トンから9,349トンに増大してますので、
    砲塔1基の撤去は機関出力増大のためでないコトが判ります。
    本題の米国旧式戦艦ですが、機関重量は
    ワイオミング パーソンズタービン 4軸 28,000shp/20.5kt = 2,095トン
    アーカンソー パーソンズタービン 4軸 28,000shp/20.5kt = 2,178トン
    ニューヨーク 4気筒3段膨張 2軸 28,000ihp/21.0kt = 2,048トン
    テキサス 4気筒3段膨張 2軸 28,000ihp/21.0kt = 1,971トン
    ネヴァダ カーチスタービン 2軸 26,500shp/20.5kt = 1,880トン
    オクラホマ 4気筒3段膨張 2軸 24,800ihp/20.5kt = 1,998トン
    ペンシルヴェニア カーチスタービン 4軸 31,000shp/21.0kt = 2,396トン
    アリゾナ パーソンズタービン 4軸 31,000shp/21.0kt = 2,462トン
    ニューメキシコ カーチスタービン 4軸 27,500shp/21.0kt = 2,351トン
    ミシシッピ パーソンズタービン 4軸 32,000shp/21.0kt = 2,285トン
    アイダホ カーチスタービン 4軸 32,000shp/21.0kt = 2,298トン
    テネシー 電気推進 4軸 28,600ehp/21.0kt = 2,045トン
    カリフォルニア 電気推進 4軸 28,500ehp/21.0kt = 1,805トン
    コロラド級 電気推進 4軸 32,600ehp/21.0kt = 2,002トン前後
    これらに対して新戦艦の第一陣
    ノースカロライナ級 オールギヤードタービン 4軸 121,000ehp/28.0kt = 1,881トン
    ・・・ですから、機関部スペースと機関重量が比例とすれば、WW2直前の技術レベルで機関部のスペースと重量を増やさずに21ノット前後のものを28ノットにスピードアップするのは可能と考えます。
    (2軸艦は4軸にする必要が有る)
    長文スマソ
    駄レス国務長官

  15. >14. の訂正デス
    × 速力を1.3倍にするには機関重量で約3倍必要なコトが判ります。
    ○ 速力を1.3倍にするには機関出力で約3倍必要なコトが判ります。

    駄レス国務長官

  16. >14. の補足デス
    機関部の重量当り出力を見ると
    ワイオミング級 直結タービン 12.8 - 13.3
    ニューヨーク級 4気筒3段膨張 13.6 - 14.2
    ペンシルヴェニア級 直結タービン 12.6 - 12.9
    テネシー級 電気推進 14.0 - 15.8
    コロラド級 電気推進 16.3
    ノースカロライナ級 オールギヤードタービン 64.3
    ・・・ですから海軍休日の前後で相対比約4倍となってるコトが判ります。
    カブール級で見ても17.9から77.4へと4倍強です。
    こう言う技術水準のトレンドと
    ◎所要出力は水線下形状が同じなら排水量とほぼ比例、速力の三乗とほぼ比例
    という基本的事項を覚えておけば自ずから回答が出せると思います。

    あと訂正の追加
    × ノースカロライナ級 121,000ehp/28.0kt
    ○ ノースカロライナ級 121,000shp/28.0kt
    ちなみにebpは有効馬力(電動機)、shpは軸馬力(タービン)、ihpは指示馬力(レシプロ)の略です。
    駄レス国務長官


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