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すごく初歩的な質問かもしれませんが アメリカ軍の原子力空母と通常動力空母では建造費が雲泥の差があります。それでもアメリカが原子力空母を建造するのは維持費と航空燃料搭載量の違いだと聞きました。 どれほど違ってくるのですか?ぜひどなたか教えていただけるとうれしいです。あとほかにも理由があるなら教えてください。 弥太郎 |
- 航空燃料の搭載量は、通常動力空母のキティホーク級が122万ガロン、原子力空母の二ミッツ級では300万ガロンだそうです。その他の原子力空母のメリットといえば、ボイラー排気のための煙突が不要、パワーが充分にあるのでカタパルトに蒸気をまわしても航行速度が落ちない、機関に外気を取り込む必要がないため核・生物・科学兵器の防御に若干有利、航続距離が長く、最大速度で巡航できる等です。とはいっても、空母以外の巡洋艦や駆逐艦が通常動力ならば、最後の2つのメリットはあまり意味がありませんが…。
九六式強襲機兵
- >1
護衛艦艇だけ交替させて走るという手段もあるので、メリットはあります。
また単純計算ですが、一般的な空母部隊では、護衛艦艇の合計トン数は空母一隻と同等以下です。無茶苦茶乱暴に、トン数=燃費とするなら、空母が燃料補給しないだけで、艦隊補給艦の負担は半分になります。
これは原子力空母の運用面での最大のメリットといえるかもしれません。
SUDO
- 近年の研究で、通常型空母の継戦能力は11日、ニミッツ級で16日という結論が出ていますが、原子力空母の乗員が通常型空母の乗員同様に飯を食い、艦内で生活する限り、その継戦能力は通常型空母と大して代わる事が無いというのが、その際の結論となっています(実際これもあって、CVXは一時期通常型空母とする事が真剣に考慮されました)。
大塚好古
- みなさま、回答していただきありがとうございます。
たしかにあの図体のでかさの燃料補給しなくいていいのは補給側にとって楽ですね。
でもこれだけの理由で建造費があそこまで高騰するのは、コストパフォーマンスの点で少し首をひねりたくなるところです。
弥太郎
- アメリカはしばらく通常動力空母を造っていないので、新たに通常動力空母を造ろうとすると開発費もそれなりにかかってしまうという事情も存在するそうです。
ジム