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初めて書き込ませて頂きます。 イギリス海軍の戦艦「キングジョージV」級の装甲に関してなのですが、日本語、英語サイトをいろいろ調べてみたのですが司令塔が105ミリや380ミリ、主砲前部分も406ミリから324ミリまでいろいろあってどの数字が正しいのか判断できずに困っています。これは前期建造艦と後期建造艦とかの違いなのでしょうか? それとも様々な説があって未だに正確な数字が判らないのでしょうか? どなたか教えていただけると助かります。よろしくお願いします。 ussr_antyey |
- それらの異なる数値は別の戦艦のデータを表していると思われます。キングジョージV級は二種類ありまして、1910年代に就役した戦艦と第二次大戦中の新型戦艦です。
旧 主砲塔前盾:11インチ、バーベット:10インチ 司令塔:11インチ
新 主砲塔前盾:16インチ、バーベット:16インチ 司令塔:15インチ
HCN
- HCNさん、恐らくこの方はそんな勘違いはされてません。新KGVの事を聞かれてるのでしょう。確かに新KGVの装甲厚は昔から出典によりまちまちなんです。とりあえず現在一番信用できそうな数値はこんな所でしょうか(Battleships:Naval institute)
舷側:弾火薬庫14.71"(374mm)、機関部13.73"(349mm)
甲板:弾火薬庫5.88"(149mm)、機関部4.90"(124mm)
主砲塔:前楯12.75"(324mm)、天蓋5.88"(149mm)
バーベット:12.75"(324mm)
司令塔:前後3.94"(100mm)、側面2.94"(75mm)、天蓋&床1.47"(37mm)
戦艦乞食
- HCN様、戦艦乞食様、お教えいただきありがとうございました。
キングジョージVは明記していなかったのですが戦艦乞食様の仰るとおり条約型の新型の方です。HCN様の書き込まれた装甲厚だとずっと思っていたのですが、ある掲示板で戦艦乞食様の書き込まれた数値を見て色々調べたのですがそれぞれの数値があったり混載されていたりで全然わからなかったのです。
戦後資料を焼却してしまった日本海軍でも大和型の装甲はある程度判っているのに、戦後もしばらく現役だったキングジョージVの装甲厚がいまだに確定していないというのも面白いですね。これからもいろいろ調べてみようと思います。本当にありがとうございました。
ussr_antyey
- 我輩の早とちりでしたね。申し訳ありません。なるほど新KGVの数値は何通りかあるようですね。ご教授ありがとうございます。
同じ艦で数値が食い違ってしまう場合に考えられる原因はこんな感じですかね。
1.実値と公称値が異なる場合。
2.計画値と実値が異なる場合。
3.改装によって変化している場合。
4.通訳する際に単位換算を誤っている場合。
5.他国の研究機関による推測値が掲載されている場合。
HCN
- >3
げっ、ussr_antyeyさんの混乱の種まいたの私でしたか。
どうも申し訳ありません・・・
私も浅学、未だ修行中ですからけっこういいかげんな事書き散らしてます・・・反省
似たようなケースだとアイオワとサウスダコタの中央断面図に「微妙に、だけど決定的に違うもの」があります。これは戦時中にリークされた偽情報なのかしら?
戦艦乞食
- 蛇足ながら、付け加えますと、、、
戦艦の装甲といえども、すべて均一な厚さではありません。
場所によって同じ装甲帯であっても厚い部分、薄い部分が存在します。
二つの数字が並んでいる場合、最大厚部分〜最小厚部分と言う風に考えることもできますね。
Lachesis