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ある本(何かは、忘れました)によると、世界一弱い海軍はオーストラリア海軍!と有りました。本当でしょうか? 確か・・WWIIでの日本軍との記録も余りありません。 では隣国のニュージランドなぞは如何。 栗田艦隊 |
- 我が伊一潜に「三週間の休暇を賭けて」体当たり攻撃を賭けて沈めた掃海艇がいるオーストラリア海軍や、装甲艦シュペー撃沈に一役買ったニュージーランド海軍の練度は、英連邦諸国海軍に属する何処の国と比べても恥ずかしくないだけのものがありますよ。
大塚好古
- ↑おっといけねぇ。伊一潜は体当たり攻撃はされたが沈められてはいなかったな(笑)。
大塚好古
- 伊号第一潜水艦乗員の手記を読んだ限りでは、撃沈する為の体当たり攻撃には思えませんでした
セミララ
- 世界一弱いといったら魚雷艇と人間魚雷を除くイタリア海軍では?
サマヴィル
- >3
当のオーストラリア掃海艇の乗員談では沈めるつもりで体当たりを実行していたと記憶してます。
まあ記憶で書いているので間違えているかもしれませんが。
大塚好古
- 強い海軍は伝統とベテランを重んじる海軍であり、弱い海軍は負けた海軍だと思います。
書いてあることが本当かなあと思われたのは嬉しいのですが、御自分でもう少し調べてられてから不審の根拠をあげて欲しいと思うものです。(日本にはもはや海軍はないので、よその国の海軍を好きに言えるということなのかなあとちと悲しいものがあります。)
友人の知人に1942年に日本海軍に撃沈されたオーストラリア海軍重巡 HMAS Perth 乗員の生存者がおります。氏は2003年現在健在です。1942年−1944年シンガポールの捕虜収容所での強制労働に生き残り、1944年日本本土へ日本郵船楽洋丸で還送中、米潜に撃沈され同僚のほとんど全員は海没しました。氏は米潜Queenfishに拾われ、本国へ帰還しました。(私は阿波丸事件はこの出来事と無関係ではないと思っています。)氏は先頃、同名艦 Perthを魚礁にする自沈処理のボタン押しをしたそうで、「2回もPerthの沈没に立ち会うと思わなかったよ」と言ったそうです。 日本人をどう思われているかは聞いたことがありません。
IWA
- 余談ですが、オーストラリア海軍のシンボルマーク(?)は赤塗りしたカンガルーのシルエットです、確か。(なにぶん10年近く前の記憶なもので。)潜水艦は知りませんが、少なくとも他の各戦闘艦には描かれていました。
カンガルーは存外強い動物で、いざとなれば敵に立ち向かう根性もあるそうで、それにあやかろうということだそうです。
……が、「まあ、たかだか戦闘艦艇数隻ですからねぇ。心意気を表しているということで。」と、そのお話をしてくれたガイドのお姉さんは苦笑しておりました。
tomo
- WWIでエムデンを見事な砲戦で撃沈したシドニーとか、バタビア沖で優勢な日本艦隊に対して米軍のヒューストンと共に勇戦したパースとか、第一次ソロモン海戦でほとんど廃墟になるまで滅多打ちにされながらも翌日昼間まで10時間あまりも艦を失わないよう格闘を続けたキャンベラとか、至近距離で15センチ砲と魚雷の乱打を浴びながら仮装巡洋艦コルモランを相打ちに討ち取ったシドニーとか、伊11の雷撃を受けて大破しながらも港へもってかえったホバートとか、オーストラリア海軍の勇敢さや士気の高さ、練度の高さを示す話はたくさんありますが・・・。
まなかじ
- 第二次世界大戦における豪駆逐艦部隊は寡兵ながら良く奮闘しており、完成が1917〜18年の旧式駆逐艦5隻(これが1941年までの豪海軍駆逐艦の全て)を第10駆逐群通称「屑鉄部隊」として構成し海戦後地中海に派遣、ギリシャ、クレタ撤収作戦、トブルク輸送に参加。あのマタパン岬沖海戦ではその一艦スチュアートが英ハボックと共同で伊駆逐艦二隻を撃沈しています。
41年には英N級5隻を取得して第7駆逐群を編成し、これらは主に地中海艦隊や東洋艦隊として活動。続けて自国で改トライバル級を建造し、その内のアランタがスリガオ海峡海戦で西村艦隊に雷撃を敢行しています。
烈風天駆
- 豪駆逐艦の内日本軍との交戦で失われたのは二隻。
両者とも開戦前より保有の旧式V/W級で、ヴァンパイアがZ部隊の一員としてプリンス・オブ・ウェールズとレパルスの受難に立会ったのち、1942年4月9日インド洋ベンガル湾で日本艦爆の滅多打ちを受けて沈没(確か蒼龍機)。
ヴォイジャーが同年9月23日にティモール島南岸沖で被爆損傷、海岸に乗り上げて全損と相成っています。
また、>9のアランタも45年1月5日にマニラ沖で特攻機の攻撃により損傷しています。
そう言えば、特攻攻撃で5日間に3回も損傷したのは重巡オーストラリア位ですね(1月5、6、9日)。
(多分)最後。
コロンバンガラ沖海戦で被雷(通説では1本ですが「日本水雷戦史」では2本)したニュージーランド海軍軽巡リアンダーの損傷も甚大で、機関部はほぼ全損に近く、よくもまあ帰ってこれたと(アメリカに回航しても修理が45年まで終わらなかったと言うのが凄まじい。
烈風天駆
- HMAS最弱説の判定方法って数量的なものなんですかね?
「海軍艦艇総トン数」÷「防衛すべき海岸線の距離」=「HMASは単位距離当りの総トン数が世界中で最も小さい」
とかいうのならありそう。
(*゚ー゚)
- >4 いえいえ、イタリアの人間魚雷は頑張ってますよ(笑)。某国とは違って特攻兵器じゃありませんし。
レギオン
- オーストラリア海軍艦艇の勇戦振りについては諸氏の仰られる通りですが、1942年の特殊潜航艇によるシドニー港攻撃に際しての同国海軍の振舞いを落とすことは出来ないと思います。この時、収容された乗組員4名の遺体を海軍葬で送り出し(しかも、日章旗に覆われた棺に収められて)、なおかつ引揚船鎌倉丸で遺骨を日本に送り届けてくれた余裕は真の強国海軍でなければ出来ないと思います。
ポーランド海軍は小国ながら均整のとれた艦隊を有し、圧倒的に優勢なドイツ空軍に対して勇戦、かろうじて脱出した艦艇と在外ポーランド人で構成された自由ポーランド海軍は、第二次世界大戦を最後まで戦い抜きます。大国には大国の、小国には小国なりの強さがあります。そう言う意味で、6の
IWA様の意見に賛意を示したいと思います。
また、いらん事を書いてしまった。
hush
- 弱いと思っている海軍に所属するか、所属していた兵隊さんに、「あなたの海軍は弱いんですか?最弱ですか?」って聞いてみれば宜しい。
だーくまたー
- >7 tomoさん、おっしゃる通りです。現在もオーストラリア海軍の艦艇には赤いカンガルーのシルエットが描かれています。これは、カンガルーは後ずさりしない(体の構造上バックすることができない)ところから、敵に後ろを見せない、常に前向きに、という精神を表わしているのだそうです。
ちなみに、オーストラリアの国の紋章にはカンガルーとエミューが描かれていますが、これも同じ理由からです。
ハムサンド
- >15 諸子のご指摘なさっている勇戦敢闘を見事に表していますね。フォロー感謝です。
tomo
- ↑ あ、逆です、逆。
「その精神は諸子のご指摘なさっている勇戦敢闘に見事に現れていますね。」です。
tomo
- オーストラリアではなく オーストリア海軍が第一次世界大戦後 海もないのにしばらくあったとか(トラップファミリー) 南米のどっかの内陸国が海に面した領土は取られたけど意地で海軍を持っているとかがあって これが世界一ではないかと。
蛇足
- >18
ボリビア海軍ですね。第1次太平洋戦争でチリに沿海地域を奪われ、海軍がある内陸国になりました。現在は、チチカカ湖や河川に展開し、人員は3500名(うち半数が陸戦隊)、艦艇は輸送船なども含めて60隻ほど(外洋船1隻含む)、だそうです。
レギオン
- >18
Combat Fleet 2002-3を見るとオーストリアの項にはAUSTRIAN ARMY DANUBE FLOTILLAがあります。士官2名、兵30名でドナウ川においてパトロール艇他を運用しているようです。
CF2002-3を全てチェックした訳ではないですがおそらく最小の構成であると思われます。(内戦状態や被占領状態の国や地域は除いて)はたして海軍かという問題は残りますが、世の中の海軍とみなされている組織が全てNavyあるいはその類語を名乗っている訳ではないですし。(^^;
けい