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昨日アラメダに係留してある、CA-12ホーネットに行きました。フライトデッキ、格納庫、船室を見ることが出来ます。 そこでふと疑問に思ったのですが、米国空母の乗組員数は日本空母よりかなり多いとされています。資料によって違うのですが、翔鶴型の1700人程度に対し、ホーネットでは3300人となっていました。日本の艦船の居住性は最悪(大和型除く)と言われることが多いようですが、乗員数ははるかに少ないです。 ホーネットの船室が大戦中の姿を復元したものか、最終状態かは分かりませんが、乗員用ベッドは3段で長さは180cm程度でした。長身の人間はちょっとつらいと思います。天井高は2mちょっとですが、配管やらなにやらでクリアランスは180cm程度しかありません。身長172cmと日本人としては標準的な私でも圧迫感がありました。 日本の艦船の居住性と言うのはさらに悪かったのでしょうか。また、もし米国空母が十分な居住性を確保していたとすれば、日本空母と比べ一体何を犠牲にしていたのでしょうか。エセックス級の馬力は翔鶴型よりは少なく、また当時の技術力の差を考えると機関室の大きさはエセックス級の方が小さかったと思われますが、それだけで1500人もの人員を余計に乗せることができるのでしょうか。 富士見町 |
- すみません、
CA-12->CV-12です
富士見町
- Essex級ではありませんが......
Iowa級戦艦の計画乗員数は1700名でしたが、対空砲火の増設の為か実際の乗員数が2800〜2900名となり、居住性に関してはかなり窮屈だったという話があります
セミララ
- #2は、なんか凄く外している様な...
翔鶴とEssexを比べると、船体の容積が違いますね
それに、格納庫が1段と2段という事もひびいているのかもしれません
それでも#2で挙げた様な有様になるという事で......
日本艦は、ハンモックも使用していたのに対し、米艦はみんなベッドだとか、そういう事(乗員一人あたりの居住面積)の他にも、様々な面があったのだろうと思います
例えば潜水艦の例を挙げると、数ヶ月風呂にも入れず、洗濯も殆ど出来ない上に、食事に缶詰をも利用していた日本潜水艦に対し、米潜水艦では、毎日シャワーを浴びれて、洗濯も OKで、ベイカーが乗っているから毎日焼きたてのパンが食べれて、冷蔵庫の中のハムとかも勝手に摘み食いしてもOKで......
セミララ
- 半分、便乗質問を失礼します。
富士見町さまと同様の疑問を私もかねてから持っていました。単純に乗員数と容積等から比較すると、明らかに米軍の軍艦の方が窮屈そうなのに、日本軍の軍艦の方が窮屈そうに乗員の話し等からは思えてならないのです。もちろん、私の勘違い、記憶違いのせいかもしれません。
それにしても、日本軍の軍艦の居住性は劣悪云々というのは、本当なのだろうか、と疑問を覚えてなりません。なぜなのでしょうか。
山家
- 推理と記憶モードですが。。。
艦内空間のうち、どのくらいを居住性に振るか、という点で、設計思想の違いが出てきて不思議ではないでしょうね。用兵思想から米艦の方が長期航海を想定しているでしょうし、そうなれば米艦が「マシ」ということになるのかも。
あと、工業水準(といってしまっていいかな)の違いで、機関をはじめとする艦内設備が米艦は日本艦に比べて容積を食わない、ということもありそうです。
ただ、居住性の善し悪しとなると、乗員となる人々の陸上での生活水準が基準になるでしょうから、そこの違いをすっ飛ばして、いちがいに決められないのではないかな、多分に主観的な評価になるのではなかろうか、と思います。
まつかぜ
- 三笠を見ればわかると思いますが、高級士官用と水兵用の差異は凄まじいモノがあります。
そして米艦の場合は、この差異が小さいというのは有ります。
>3
http://www.warbirds.jp/truth/ijn-sub.html
米国ほどではなくてもUボートよりは居住性を重視していると思えます。
#5でまつかぜさんが述べられたように、その時点の社会生活水準と比較して如何なのかというのはあると言えるでしょう。
米国の豊かな生活意水準を基準にした居住性は、恐らく戦後の高度成長時代以降の日本並の充実したものだったのでは無いでしょうか。
ちなみに、戦時の量産艦艇になると、特に日本艦は思い切り切り詰めてますので、話にならなくなります(爆)
SUDO
- まつかぜさま、SUDOさま、どうもありがとうございました。
山家
- >セミララさん
原子力潜水艦ですら、毎日シャワーなんて言うのはありえないと思います。
すすむ
- 皆さんいろんな回答ありがとうございます。
最初の質問からちょっとずれてしまうかも知れませんが、日米の艦艇の内部容積(できれば使用目的別)に関するサイトみたいなのはないでしょうか。
ことをESSEXと翔鶴に限ると、ESSEXの方が装甲が薄そうなので排水量が同じでも艦全体の容積はESSEXの方が大きくてもおかしくなはいと思うのですが、実際どの程度違うのか興味があります。
もう一つは、本当にESSEXと翔鶴の排水量はほぼ同じなのか?と言う疑問です。Warship1のデータでは満載状態でESSEXの方が4%ほど重いのですが(基準では翔鶴の方が逆に3%ほど重い)、水線長x全幅x喫水を計算すると、ESSEXの方が15%も大きいのです。もちろん水中にある部分は直方体ではないですが、船体形状でこの差が吸収できるのかな?と思えるほど差があります。
富士見町
- > #9 すすむさん
> もう一つは、本当にESSEXと翔鶴の排水量はほぼ同じなのか?
翔鶴の基準排水量は25675Tだと思っておりましたが......
あと、Essex級の27100Tというのは、計画排水量ではないでしょうか 短船体と長船体で基準排水量、満載排水量が全く同一はおかしいです
セミララ
- 全くの個人的な考えなのですが、例えば同じ百人部屋があったとして、片方はトイレのみが2つと、片や、トイレとシャワーが10個所づつもあったら、各人のベッドは同じでも、「居住性」は大分違うと思うのですが。どうでしょう。
Yakisaba
- > #8 すすむさん
> 原子力潜水艦ですら、毎日シャワーなんて言うのはありえないと思います。
アーチャーフィッシュ(ガトー級)にはシャワーが2箇所備えられていて、水の使用量が決まっているものの、何時でも使えるそうです(艦長談)
セミララ
- >12
やはり当時の米潜乗組員だった人の回想で、「短時間のシャワーを浴びるのにも不自由があった」としてる人が多く居るように、いつ何時でも潤沢に使えたわけでは無いですよ。実際使った水を艦外に排水するという問題もありますから。
なお、日本潜水艦でもインド洋での作戦に当たった艦は浮上航走が多かったので2〜3日に一回は全乗員がシャワーを浴びれた、という回想もありますから、これに関しては時と場合と状況による面が大きいと思います。
大塚好古
- 日本の潜水艦にもシャワーがあるとは知りませんでした
その他、貴重な証言ありがとうございました
セミララ
- ニューヨークに係留展示されている 1950 年代のディーゼル潜水艦 U.S.S グロウラー(Growler)を見学しましたが、通常の乗員がシャワーを浴びる機会は「週に1度、場合によっては月に1度、一回2分以内」だったと説明されていました。
ささき
- シャワー云々(艦長談)は、艦長(という階級・特権)だからなのかもしれないですし、それまでの艦に比べてガトー級の設備がぐんと良くなった、という事を表しているのかもしれないですね
セミララ