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太平洋戦争時の艦の、停泊・航海時(非戦闘時)の搭載砲の向きについてなのですが… 主砲は艦の首尾線上を指向しているのが通常である事は察しが付くのですが、 単装の副砲・高角砲・機銃などは、どちらに向けておくのが通常だったのか… また明確な規定などはあったのか、ご存知の方がいらっしゃいましたらお願いします。 公式図面では、図面というの性格上から側面と平面では砲の向きが異なります。 写真では、高角砲は艦の外側やや上方を指向している物が多いのですが、 機銃などは不鮮明な場合が多いですし…模型作成時の悩みの種なのです…。 1kdF |
- 射界制限などにより、側面を向いている機銃は正面などを撃てない場合もあります。模型製作者であるあたしとしては、きっちりと0度、90度、180度、270度の方位に合わせて乗せています。そのほうが模型としての見栄えはいいですから。また、機銃には指揮装置と連動している機銃群を形成しているものもありますので、その場合は機銃指揮装置ともすべて同じ方向を向かせるのが基本です。
明確な規定については、申し訳ありませんが他の方のご意見をお待ちします。
Lachesis
- Lachesis様、ありがとうございます。
実は私も、前部0度・中部90度,270度・後部180度と分けて指向させているのですが
単装機銃は0度と180度の資料しか見ませんし、戦艦の副砲等は45度方向に指向している例も多いですし・・・
そんなこんなで、引き続きよろしくお願い致します。
1kdF
- ほぼ全ての砲熕兵装や旋回式魚雷発射管には、旋回俯仰に安定してロックをかけられる「繋止位置」というものがあります。(完全に安定はしませんが任意の位置でロックをかけることももちろんできますが)
規定として、戦闘準備(合戦準備)乃至それの実施を含む態勢移行の号令がかからなければ、原則としてその位置で固定しておくものです。
平時にその位置から動いている砲は整備中、点検中、または訓練中ということになります。
繋止位置の旋回角・俯仰角は砲によって違いますし、同じ砲でも搭載法や搭載位置によってクラス毎や砲塔毎に違うという場合もあります。
例えば8吋砲に換装後の最上型2番砲塔は他の砲塔と繋止仰角が違うとか、扶桑型3番砲塔は山城と扶桑で向きが逆であるとか。
ケースメイトの砲ではクラス毎に違うでしょう。
高角砲の場合は規格品みたいなものですが、繋止位置は台座の向きに依存しますから、台座がどこを向いているかによってみかけの砲身の向きが決まります。
まなかじ
- 写真を参考になさるとか、個人のセンスに任せるとかしか言いようがないような気もしますが...
> 停泊・航海時(非戦闘時)の搭載砲の向き
> 戦艦の副砲等は45度方向に指向している例も多いですし
このケースメートの副砲に関しては、停泊時・航海時では、前後(0,180度)のどちらかを向くようにします
なぜなら、ケースメートの砲がある部分は、兵員の居住区(ハンモックを吊って寝たり、食卓を置いて食事したりする)になっており、ケースメートの砲を舷側方向(90,270度)に向けると、その場所が完全に潰れてしまうからです
0,180度方向に向ける事が出来ない砲でも、なるべくそれに近い角度を向くように、前後方向、どちらか限界一杯まで砲を旋回させてスペース確保に努めます
また、5500t級軽巡等の8cm高角砲は、通常は最大仰角でした
これは、艦上(甲板上)の通行スペースを確保する為です
このように、停泊時・平時航海時は、居住区や通行スペースの事も考えて砲身の向きを決めるのがよろしいかと思います
セミララ