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日本の戦艦や巡洋艦の搭載機の所属はどこだったのでしょうか? 空母の艦載機ですと、戦争初期は空母固有の艦載機、後に空母固有ではなくなり、航空戦隊形式になりいわば空母に便乗する形になりました。 戦艦などの搭載機も戦前に撮影された写真には、搭載機に艦名または略称が記入され、その艦所属の搭載機のようですが、これは戦時中に改められたのでしょうか? 水上機戦隊なる物が編成され、その時々に応じて戦艦や巡洋艦に搭載されていたのでしょうか? TOTO |
- 「空地分離」を行って固有の搭載機を「0」としたのは航空母艦(伊勢日向を含む)だけです。
他の飛行機搭載艦は従来のまま艦固有の飛行機を持ち続けています。
BUN
- 回答ありがとうございます。ただ艦固有の搭載機となると、また疑問もわくのですが。
1.大和などは定数6〜7機に対して実際には2〜3機しか搭載されなかったそうですが、なぜ定数搭載されなかったのでしょうか?(単純に機体が足りなかったため、と言われればそれまでですが(汗))
2.捷一号作戦発動後、ブルネイを出撃した栗田艦隊は、早々に搭載機のほとんどを陸上に移していますが、この命令は艦隊司令部から出たと聞いています。所属は各艦でも指揮運用権は艦隊司令部がもっていたのでしょうか?(これも司令部の命令に艦長が抗うわけがない、と言われればそれまです(汗))
TOTO
- ちょっと話が戻りますが、戦艦、巡洋艦などに所属の水偵はいつでもその艦に載せられているかというと、そうではなく、艦が入港中などには基地航空隊(外地ではそれに類した場所)に「派遣」され、そこを根城に訓練その他の作業を行うことになります。その場合、戦隊各艦の水偵隊が合同することもあります。内務については各艦ごとに飛行長が統率する形になりますが、訓練などは基地指揮官による統一した監督下に行われます。元々のご質問でおっしゃられていたことは、ある面では実態に近いのだと思います。
片
- 2の2については、空地分離以前には各艦の所属だった空母部隊の艦上機を、艦隊単位で統率的に運用できていたことと同じに考えればよいのです。
片
- 統一的、です。
片
- 回答ありがとうございました。
空地分離といった制度変更は行われなかったものの、実際の運用はそれに近いことが行われていたと考えていいようですね。制度変更まで行われなかったのは、空母機に比べて機数が少なかったためでしょうか?
これで疑問解消です。ありがとうございました。
TOTO