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大戦末期にドイツへ往復した日本の潜水艦は、どのような航路を取ったのですか? 途中の港で何回か燃料・食料・他の補給をしたのでしょうか? a.abe |
- 唯一完全往復に成功した伊−8の例では、以下の行程です。
往路:ペナン(1943年6月27日発)→ブレスト(1943年8月31日着)間無寄港、ただしペナンからマダガスカル沖までは随伴していた伊−10から2回燃料補給を受ける。
復路:ブレスト(1943年10月5日発)→シンガポール(1943年12月5日着)間無寄港
食料品などは艦内の余剰空間に詰め込めるだけ詰め込んだそうです。
なお、この件に関して比較的入手しやすく読み易い本に「深海の使者」吉村昭(文春文庫)があります。
TETSU29
- 伊10からの燃料補給量は合計で195トン(7月4、9日)、ペナン出港後65日、航程18000海里です。
内地、シンガポール、ペナン、インド洋、喜望峰、大西洋、フランスと言うのが基本的な航程です。
hush
- TETU29さん、hushさん大変参考になりました。有難う御座います。
a.abe
- 「深海の使者」amazonで早速取り寄せ、目下熟読中です。
ついでながら、下の方で潜水艦からの艦砲射撃の話出てましたが、「海豹島今昔」のトップページURLは下記です。7月2日深夜のバーブ号からの敷香砲撃の第二弾は我母校第三国民学校裏手のチョロナイ川に着弾し、その背後にあった王子製紙に被害はなし。知取の王子製紙はタンクに命中大火災発生でした。艦砲の轟音は今も耳に残ります。
http://homepage2.nifty.com/abe-san/index.html
a.abe
- >4 訂正です。バーブ号の敷香・知取の艦砲射撃は、昭和20年7月7日午前1:30〜1:55でした。
a.abe
- a.abe様
URLの訂正ありがとうございました(実は英文を読み誤っていると言うか、基本的な部分での誤解があって、どう訂正しようかと悩んでおります。慌て者です)。また、思いがけず貴重な体験談を読ませていただき、非常に興味深く拝見させていただきました。
なお、http://hush.gooside.com/Text/5h/51Ha/H15gHafu_.htmlにバーブの艦影をアップいたしました。またThunder Below!: The Uss Barb Revolutionizes Submarine Warfare in World War II と言う本(http://www.historyofmilitary.com/Thunder_Below_The_Uss_Barb_Revolutionizes_Submarine_Warfare_in_World_War_II_0252066707.html)が砲撃時のバーブ艦長であったFluckey中佐の書いた本のようですが、未見です。
hush
- hush様
バーブ号の写真ご紹介有難う御座いました。初めてお目にかかりました。
a.abe
- Thunder Below!: は 興味を持たれる方は amazon.co.jp で入手できます。
Thunder Below!: The Uss Barb Revolutionizes Submarine Warfare in World War II
Eugene B. Fluckey (著)
ペーパーバック: 444 p ; サイズ(cm):
出版社: Univ of Illinois Pr ; ISBN: 0252066707 ; (1997/08/01)
2,047円
海豹島の砲撃、樺太の線路爆破のほか
1943.11.10 佐世保沖での護国丸(大阪商船 10,438GRT)
1944.01.23 Namkwan 湾での大恭丸(大阪商船 5,244GRT)
の撃沈記など、興味深いです。記録に残らない小船舶への攻撃や漁民についてなど記されています。本文は書かれた時期にもよるのかすこし勇ましく、ホラふき Fluckeyという気味もあります。
(表紙)
http://images-jp.amazon.com/images/P/0252066707.01.LZZZZZZZ.jpg
IWA
- >8.
(1) 1943.11.10 → 1944.11.10
(2) 1944.01.23 → 1945.01.23
です。書き間違えました。
野間恒 商船が語る太平洋戦争 =商船三井戦時船史= 2002 の
(1) は p.422 (2)は p.489 にあります。
IWA
- IWA様
フォローありがとうございます。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-us&field-author=Fluckey%2C%20Eugene%20B./249-2367149-3770752でみると、ハード・カヴァーとペーパー・バックと出ているようですね。
a.abe様
1945年5月3日撮影のバーブの写真がhttp://www.navsource.org/archives/08/08220.htmに収められています。なお、その下のDANFSの文字をクリックしていただきますと、同艦の艦歴が出てまいります。
ホーム・ページ、訪問させていただきました。
hush
- hush様、IWA様
種々の新知識与えて頂き、有難う御座います。 古希を迎えた老生にとっては、誠に懐かしき時代の良き思い出の語り合いでした。
若い世代の日本人が正しい祖国の歴史を、掘り起こし語り合う事は、我が国の未来にとって、最大の貢献に成るはずです・・・と愚考?してます。
ところで、バーブ艦長のFluckeyさんはまだ健在なのでしょうかね?
a.abe
- Eugene B. Fluckey少将(退役)はまだ御存命だったと思います(今年で90歳になる筈)。
謎の宇宙刑事
- 謎の宇宙刑事さん
バーブ号旧艦長Eugene B. Fluckey少将(退役)の情報有難う御座います。
a.abe
- ちなみにお顔はhttp://www.chinfo.navy.mil/navpalib/cno/n87/usw/winter99/historical.htmをどうぞ。
hush