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海戦映画などでは艦船のどこかしらに損害を受けて舵輪が回らなくなり、「舵故障ー!!」と叫ぶシーンがありますが、どこの何が壊れたことによって舵輪が回らなくなるのでしょうか? 素人モデラー |
- 私見ですが、第二次大戦以降の大型船舶では、「舵輪が回らな
い」のでなく、「舵輪は回るが舵故障」の状態に、配管や電路、
舵機の損傷により陥る可能性が高いように思われます。
参考
護衛艦の操舵コンソールには、電路の切り替えスイッチや
舵輪のバックアップに操舵「ボタン」を備えたものがある
ようです。
また、商船用の製品には操舵「レバー」を備えたものがある
ようです。
SAW
- 舵機には機械式、油圧式、電気式と色々ありますので、後2者の場合はSAW様の仰るような事態に陥ると思われます。
機械式(小型艦船に多い)はギヤー、チェーン、レバーなどの組合せによって力を増幅して舵軸に伝えますので、被害によってこれらの回転軸が曲ったりすることによって、舵輪が回らなくなるものと考えられます。
志郎家の番頭
- 特設○○艇とか言った小型艇では、舵の回転軸ギアーに鉄片が入り、
舵も動かず、舵輪も回らないという実例があったようです。
当然、志郎家の番頭氏が言われる機械操縦式の船舶です。
SAW
- 質問者です。
SAW様、志郎家の番頭様、ご回答ありがとうございます。船体の規模によって舵機の構造が異なり、「舵輪が回らなくなる」というのは機械式構造の小型船舶に見られる傾向なんですね。
映画のシーンで戦艦級の舵輪が回らなくなるのはつまりは「演出効果」といったものと考えてよろしいのでしょうか。
素人モデラー
- 上記の場合、操舵スタンドに破片が侵入することくらいしか、舵輪そのものが固着する原因を考え付きません。
SAW