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僕も「世界の戦艦」購入させて頂きました。その内容で、一つ質問なのですが、 「世界の戦艦」のP59に、大和型戦艦に続く戦艦の主砲として開発された51cm砲の 試作砲として、亀ヶ首に残されていた砲の写真が掲載されていましたが、以前に発行された「大和型戦艦2」のP128では、同じ写真が大正10年に試作された19インチ砲として掲載されています。 試作19インチ砲は、大和型の46cm砲製作にあたって大口径砲の各種データ取りのため実験に供されたと聞いていますので、ひいては51cm砲製作のための布石にもなったと思いますが、この写真が意味するのはそういうことなのでしょうか? それとも、この写真の砲は大正10年の試作19インチ砲ではなく、実は新たに製作された試作51cm砲だったということなのでしょうか? 細かいこととは思いますが、51cm砲が計画だけでなく、試作とは言え実際に製作されていたとは聞いたことがなかったので、ご質問させて頂きました。 つね |
- …やっぱりキャプション書いた奴が返答しないといかんよなぁ( ;^^)ヘ..。
呉海軍工廠造兵部史料集成(中)によれば20in砲は昭和16年に設計を終了したが、海戦のため試作には至ってないとされてます。一方で昭和16年8月に呉工廠に試作砲の製造命令が下り、昭和17年の計画中断の時点では試作砲の砲身製造はほぼ終了し、砲架等も完成間近であったする資料もあります。
問題の写真ですが、今回のキャプション作成の段階で私のところに「試製20in砲の写真」として手元に廻ってきましたのと、試作砲身がほぼ完成したという説を聞き及んでいた事から「試製20in砲」としての解説を行っています(「大和型戦艦2」で同じ写真が19in砲として紹介されていたのは知りませんでした)。
実際にどっちの写真であるかは私にも分かりませんので、機会を見つけて写真の振りだし元に確認を取る様に致します。
大塚好古
- 20インチ砲は計画だけでなく、少なくとも設計までは終了していたのですね。
戦時中のこと故、資料の混乱があるのは無理からぬことですし、19インチか20インチかを写真から読み取るのは困難と思います。
大塚様、ご回答ありがとうございました。
つね
- 国本先生とこの掲示板に正解が・・・
http://www.warbirds.jp/kunimoto/bbs/minibbs.cgi
ただの乞食
- >ただの乞食様
掲示板の記事、拝見しました。米側の公式文書では19インチ砲となっているのですね。
「大和型戦艦2」では、問題の写真の下に、米士官と思われる人物が砲口に尺を当てている写真も掲載されていますので、問題の砲身は試製19インチ砲のものと考えるのが妥当だと、僕も思います。
ご回答、ありがとうございました。
つね