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すいません教えてください 艦船には、色々な種類がありますが、どういう基準で分けられていたのでしょうか。 空母や潜水艦などは特徴がありますので、解るのですが なぜ、かといいますと たとえば、今模型でも、実物でもいいですが、一隻の艦を作ったとします、 それは、いったい戦艦なのか、それとも巡洋艦なのか駆逐艦なのか という疑問からです 過去ログに有りそうですが、見つけられませんでしたので、お願いします おしえて |
- 軍艦の種別と申しましてもこれは、その国の独自の基準で定められていますから、
何ともいえませんが、主に排水量や武装によって種別を定める事が多いのでは
無いでしょうか。例えば有名なロンドン軍縮条約では主砲20.3cm以下15.5cm以上で重巡洋艦、15.5cm以下で軽巡洋艦と定めたりしています。
畝傍
- このご質問は、たとえて言えば、セダン、ライトバン、ステーションワゴン、ワンボックス、ミニバンがそれぞれどんなクルマかと聞いているようなもので、さすがにトラックとバスは区別できますみたいなことですから、質問されたほうも困ります。
まず、現在過去を問わず、たくさんの軍艦の写真を見て、それぞれのデータを見て、時代ごとの変遷を知るべきでしょう。たくさん見ていけば、おのずと区別できるようになります。
実際には、各国各時代での呼び名と実際的な分類は一致しませんので、非常に難しい問題でもあるのですが。
志郎
- 極めて大雑把な定義ですが、
http://www.ed.noda.sut.ac.jp/~j7598106/kaisetu/ship.html
現代でいえば、巡洋艦、駆逐艦、フリゲートの区別が、ちょっと見では難しいですね。自衛隊の護衛艦は、米国の定義に従えば、駆逐艦とフリゲートになるのでしょうが、こんごう級は巡洋艦に入れても良いような気もします。
富士見町
- 確かに、正確には判断しかねますね。
現代艦では、駆逐艦と言っても大戦中の重巡とさして変わらない戦力ですし、アメリカ海軍のスプルーアンスは9000t近くの満載排水量があるのにDD=駆逐艦ですし、そいつと大して変わらないタイコンデロガ(船体は同じなんです)は巡洋艦扱いです。アメリカはイージスシステム搭載艦は巡洋艦と言うつもりのような気もしますが。
結論としては(私のですが)、保有国がそう言えばそうなる様な気がします。例えば、日本のあさぎりが満載4200tで、アメリカのO・H・ペリーは満載4100tなんですが、前者はDDで後者はFF扱いです。そんな感じで現代艦は適当なんです。その国がそう言っちゃえばそうなるんです。
WW2艦は畝傍氏がおっしゃられた様に、ロンドン軍縮条約の主砲口径での分け方が適当かと思いますが。
IFV
- 大きさなどについては、既に回答されているとおりと思いますが、あとは、どのように使用するつもりでその艦を建造したのか、ということによるでしょう。
しかし、時代によって軍艦の役割そのものも変化していますので、それでも普遍的な法則のようなものは成り立たちにくいとは思います。
その他によるのなら、艦隊におけるその艦の位置付け、のようなもので区別するしかないのではないかと。
以前、タイコンデロガ級とアーレイバーク級のイージスシステムの違いについて、あくまで自艦とその周囲の防空を受け持つのが、アーレイバーク級のシステムで、それに加えて、他艦を統括指揮する能力も兼ね備えているのが、タイコンデロガ級のシステム、だから大きさは大して変わらないのに、アーレイバークは駆逐艦で、タイコンデロガは巡洋艦に区別されているんだ、という意見をお聞きした気がしますが。
つね
- タイコンデロガ級は、最初の2隻は(タイコンデロガとヨークタウン)当初駆逐艦扱いだったそうです。3隻目から巡洋艦に艦種変更されたとのこと。
次世代の駆逐艦であるDD(X)は、14,000トンとも言われていますから、大きさだけではないですね。
富士見町
- >6.つね様のレスに対する補足です。
米海軍において、DD(駆逐艦)とFF(フリゲイト)の差は、DDが多軸推進、FFが1軸推進ということで、区別できます。
元むらくも乗員
- え〜と、蛇足で申し訳ございません。
ご存知のとおり、米国沿岸警備隊では、どんな大きさの船も全部「カッター」と呼びます。ハルナンバーにはWHECとかWMECとかWPBとかがついていますが、みな「カッター(USCGC)」です。
豪腕少年タイフーン