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今思ったんですが仮想戦記の日本の仮想艦の主砲口径はたいたい51cmですがそれ以上の口径は見たことがありません 何か理由があるんですか?ご指導お願いします 第八艦隊司令 |
- 質問の趣旨が趣旨だけに憶測でしか回答できない事を先にお断りします。
恐らく「計画(構想)が有ったようだから、ネタとして使いやすい」
と言う事ではないでしょうか?
吠電
- おなじく憶測での回答ですが。
・インチ単位
ご存知の通り「大和」の46センチ砲は約18インチですね。
その前の主力艦である「長門」だと、40センチ砲と言われたりその実41センチだったりするのですが、ともあれこれは16インチを想定しています。
さらにその前の「金剛」だの「扶桑」だのだと36センチ、約14インチです。
2インチ単位ですので、18インチの次は20インチ、正20インチは50.8センチですがこれを切り上げて51センチ、というわけでしょう。
ではそれ以外はどうか…と言われても、史実にあった計画に基づいて架空艦の設計(というのか?)を考える限り、この「日本艦は主砲口径を2インチ幅で大きくする」という規則に縛られてしまうように思います。
いきなり、例えば24インチ(約61センチ、ちなみに日本魚雷の直径)砲などを作っても、そもそも技術的に限界の域に達すると思いますし。
20インチというのは(大正年間に19インチ砲が試作されているとは言え)当時の技術で実現できる限界に近いように思います。
…最後に、いわゆる「火葬戦記」にして、オーバーテクノロジーをつぎこむなら話は別でしょうが…。
zono
- 気が付いたらとんでもない乱文になっていたようです。
だいたいこれで言わんとすることは分かられると思いますが、御容赦を。
要は、これに関しては「規則というわけではないが一定のパターンがあった」、「当時の技術的限界」、「作者の想像力の限界」の三点に起因する、ということです。
zono
- となると125cmもある2分式ミサイル発射砲も無理なんですか
あ〜仮想戦記が書けない
第八艦隊司令
- それが読者から見て「まあ多少は無理があるけど許容範囲かな」ってレベルの嘘ならば、仮想戦記になるでしょう。例えば 51cm 以上の主砲口径が実現できるだけの技術力があることになっているとか、そういう裏づけを(話の中だけでも)してあれば。佐藤大輔氏のレッドサンブラッククロスでは 51cm どころか 56cm(播磨)、計画だけなら 66cm(T砲搭載艦)まで出てきますが、これらが「まあ実現しそうだな」と思わせるように、いろいろ歴史をいじくっているからこそ納得させられるんです。
この裏づけをしていないと、仮想ではなくていわゆる「火葬戦記」になってしまいます(笑) (トンデモ仮想戦記はまた別なんですよね……飛行戦艦大和のように)
tac
- 第八艦隊司令殿>
仮想戦記をお書きになるのですね!
それでしたら、是非その設定を生かしてお書きになれば良いと思います。
フィクションの話なのでしたら、それが実現可能かどうかと言う事よりも
(無論、裏付けの有無は重要だと思いますが)その設定を生かせるかどうか
だと思います。
吠電
- 結構昔になりますか、「仮想戦記」とよばれるものを手にとって読んだことがありますが、すさまじく常軌を逸した技術名の羅列が目に入りまして、「ふざけとんのか!(倫理規制)」って感じでした(笑
たいてい仮想戦記内での”新型戦艦”の主砲が51センチ=20インチなのは、既にzonoさんが述べておられる様に旧海軍の戦艦搭載主砲が14インチ、16インチ、18インチと大型化していった様に、あのまま大和の次に戦艦建造が計画されれば次の主砲は必然的に20インチになるのではないか、という予想からです。
某有名艦隊ゲーム「提督の○断4」でも、大和の船体に51センチ二連装砲塔3基搭載の「紀伊」なる戦艦が未成艦として登場します。しかし、こういう艦が正式に海軍内にて計画されていたという情報は、私が所有している数少ない文献はおろか、インターネット上でも目にしたことはありませんので、実際に計画されていたかどうかは分かりません。ですので吠電氏のおっしゃる通り「構想」に過ぎなかったのでは?と思います。
まぁ読者側が読めば「世界最大の大和が搭載していた46センチすら上回る51センチの主砲」みたいな感じで、いかにも「スゴク強い艦みたいだ」っていう印象を受けますから、そういう点で51センチなのかもしれません。
IFV
- 記憶モードなのでちょっと気が引けるのですが・・・
IFV様のおっしゃる>こういう艦が正式に海軍内にて計画されていたという情報は
>私が所有している数少ない文献はおろか、インターネット上でも目にしたことはありませんので、
>実際に計画されていたかどうかは分かりません。 に関しまして。
私が中学生の頃(ざっと20年前)に読みました「世界の戦艦」(タイトルは記憶によります。
確か秋田書店・・・もしかしたら小学館だったかも知れません。申し訳ないです)
と言う、比較的低年齢層を狙ったと思われる本に「超大和型」と言う名前で
大和そっくりの船体(2〜3割拡大?)に51サンチ連装砲塔を3基搭載と言うのが
側面図だけですが載っていました。
無論、IFV様のおっしゃる通り「正式な計画」として立ち上げられていたと言う事では無く、
計画(構想)のみだった事も記述されていました。
実は私もこれ以降「51サンチ砲」記述の資料を目にした記憶がございません。
(仮想戦記では良く見ますが・・・)
吠電
- 大和でも、20インチクラスの主砲の搭載案はあったようですが。
(出典:学研歴史群像「大和型戦艦2」)
レギオン
- >紀伊型 超大和型
マル五計画の建造番号798号および799号のことですね。
詳しくはこちらをhttp://warships1.com/JAPbb09_Yamato.htm
でも、そんなにマイナーな艦だったのか、結構有名な話だと思ってたんですが・・・
中村
- >余談
架空艦を出すとき、艦の主砲の口径などがどの様に推移していったかという事にまず思いをはせておくとそれなりにありがちな艦が出来上がります、また大口径砲を載せる場合、それなりに大きさを必要とする事にも留意すべきでしょう、でないと、とっても楽しい事になります。
>ゴミレス
>125cmも有る2分式ミサイル発射砲
何でミサイル発射レールとかの簡便なものではいかんのでしょうか、と突っ込んではいけないのでしょうか(^^;
わざわざ砲なんかで発射するぐらいならランチャーを用意した方がはるかに重量が低く抑えられるとか突っ込むのなし?
ooi
- >11
いえいえ、それはガン・ランチャーなのではないでしょうか?
居眠り将軍
- >12
そこです、たとえどうであってもそのガン・ランチャーと言う設定に必然性が無い限りガン・ランチャーだろうがなんだろうが無意味だし、とたんに架空から火葬になってしまう危険性を秘めているのです。
空想は確かに楽しいんですが、裏付けの無いものは途端に現実味を失います、もし、架空戦記で使用を検討されているのであれば、何ゆえの兵器なのかと言う事をよく検討してみる事をお勧めします。
ooi
- http://www.warships1.com/Weapons/WNJAP_20-45.htm
に、よると98式45口径51cm砲と言うことで、呉海軍工廠で1,2門の制作は行われたのではないかと書いてあります。データのソースも記載してありますが、いずれも海外の資料であるため、どの程度信憑性があるかは分かりませんが。
富士見町
- >何でミサイル発射レールとかの簡便なものではいかんのでしょうか、と突っ込んではいけないのでしょうか(^^;
わざわざ砲なんかで発射するぐらいならランチャーを用意した方がはるかに重量が低く抑えられるとか突っ込むのなし?
お答えしましょう
これは日本帝国海軍が第1次大戦でドイツ軍の軍艦に海軍機が20kg航空魚雷をスクリューにかまし倒したことで航空機がこれからの海戦の主役と認識した海軍がその事を隠すために大和級戦艦5隻(対空能力増強艦)作成し第2次大戦でナチスドイツに1941年12月8日に宣戦布告し6年かけ倒し(しかし広島に1発原爆がV2改に搭載され落された)活躍したその後大和らが記念館となり東条首相は天皇の頼みにより憲法を天皇機関にし植民地を2年に1国開放するとしたその80年後に守屋正八曹長(当時)により考案された亜細亜連盟(ay)結成とミサイル戦艦 超空母が開発されたがクローン技術によりヒトラーが復活する・・・
これは物語のあらすじですがこの歴史において完全悪になってしまった日本帝国の小説の中で名誉挽回と今の時代に無くなった戦艦を強化&大型化させて3連主砲からミサイルをぶっばなし対空砲 バルカン砲 連射ケース入り対空ミサイルを撃ったらかっこいいのではというのと大和にもこんな風に 改造すればまだまだいけるということと他国をだますために(今だにほうだんつこてんのかと思わせるため)後長身法を装備した戦艦が好きな人に近代の戦艦の戦いはこうなるかもと言うことなんです(ミサイル発射レールだとたしか紺碧艦隊であったと思いますし大和が大和で無くなってしまいますしね)あと多くのミサイルがすぐに連射できますし砲塔内のほうが安全と考えたのです
総合すると過去+現在=未来と言う形なのでこうなってしまうんです
第八艦隊司令
- 兵器の必然性よりも別の側面から検討すべきではないでしょうか。
客観的に「これは面白いか?」と自分に問い直すことが重要な気がします。
BUN
- あーとですね、アイデアに対する評価は控えさせて頂きますが、個人的に尊敬している作家/翻訳家の方曰く「自分だけで面白いと思ってもいいものは出来ねえ」だそうです。
まず、貴方がその感性を信頼している人(出来れば女性がいいそうです)を呼び出して原稿を読んでもらいましょう、その人の評価はたいてい世の評価に近いモノがあるそうです。
詳しい事は野田昌宏著「スペースオペラの書き方」を読んで下さい、得る所は大きいかと思います。
ooi
- >14
51サンチ45口径砲は砲身が完成してあとは尾栓を装着するだけのところまで
きたものの搭載予定の戦艦の建造中止が決まり、そのままお蔵入りになったのでは?
Navy
- ぜんぜん無関係かもしれませんが、戦艦武蔵のプラモデルを上からじ−っと眺めてみたんです。
そしたら、艦橋前後の副砲を撤去すると、一回りでっかい主砲塔が積めるんじゃないかなーとおもったんですけど・・・
どうせ、リサイクルの副砲なんですもの、ふたつくらいなくたって大丈夫な気がしました。
また、まぜにきてますねm(__)m
中華観音
- >19
仮に副砲を撤去したとしましょう、で、一回りでっかい主砲塔が積めるでしょうか?(実際51cm連装砲塔は46cm3連装砲塔とコンバートできると言う乱暴な話もありますが、それは置いといて)
主砲塔を一回り大きくすると言うことは艦内の構造もそれにつれて大改修を行なわなくてはならないと言うことです、それに伴なう重量増も考えなくてはなりませんよね、で、艦首尾方向に確かに余裕はあるかもしれませんが、一回り大きい砲塔を積むと言う事は艦の幅方向にも余裕がなくてはならないと言う事でもあります。
さて、本当にそんな余裕があるでしょうか?
ooi
- なんか私がレスしてからすごいややこしいことになってるような(その通り
もう一度検索をかけると、昭和17年度予定の「第五次建艦計画」において「改大和型」なる戦艦の建造が計画されています。これは従来の大和の12.7センチ高角砲の代わりとして新開発の10センチ高角砲を搭載したものであるということでしたが、多分これは秋月に搭載された長10センチ高角砲の事であると推測できます。
その艦が797号艦なのですが、更にその後の798号艦および799号艦では、大和と同じ船体に50センチ(50センチとありますが正確には50.8センチ=20インチであると推測します)連装砲を搭載した戦艦が計画(段階的には”構想”の域を出ないと思われますが)されていたそうです。
ただ、その計画の途中に「米新型戦艦は速力が30ノットであるという情報が入り、旧海軍側が速力を30ノットにするよう命じたので計画段階で混乱を招き太平洋戦争に突入、計画は頓挫した」とあるので、富士見町氏が言われるとおり砲身自体の『試作』は二三行われた可能性もありますが、設計が終わり、建造開始とまでは行かなかったようです。
乱文、駄文失礼しました。
IFV
- 51サンチ45口径砲は
1)大和と略同型艦体に連装3基
2)砲身は完成、尾栓取り付け段階で試作中止
3)各甲板間隔は従来艦と同様のため砲弾は横置きを予定
4)発射薬が増大し、人力操作可能な60kg以下の発射薬包に分割すると一つ一つが円盤状で移送、取り扱いが困難なので、これまで忌避されていた動力操作を採用。
5)巨大な砲弾、増大した発射薬はこれまでの海軍主砲とかけはなれているので従来形式の比例拡大では不可、弾薬庫から砲塔までの弾薬移送機構のレイアウトは研究段階にとどまり具体的な設計案無し
6)51サンチ砲弾に対する対応防御は1段防御方式では1枚装甲板は困難なので
2段装甲を採用予定。
こんな感じでしょうか?
Navy