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第一次補充計画の最上型巡洋艦、初春型駆逐艦、千鳥型水雷艇は排水量 に対し要求性能が過大で、竣工後、改修を余儀なくされいますが 1)要求性能を全て満たそうするならば、どの程度の排水量(基準)が 必要だったのでしょうか? 2)計画排水量に収めるには、戦術上の優先順位を考慮した場合、要求 性能(武装・速力・航続力等)をどの程度まで抑える必要が有った のでしょうか? MIYA |
- まず、これらの艦艇は、当時の基準で大丈夫という判断があったという事を理解してください。
過大性能から改修したのではなく、大元の判断基準が間違っていた結果です。
であるから、友鶴事件や第四艦隊事件の結果からの設計見直しは全艦に及んでいます。
また、こうした事件の後の判断基準が正しかったかとなると、逆に安全性過大であったと見る向きもありますので、なんともいえません。
よって1)&2)は、それぞれの計画排水量で間に合うはずでした。
SUDO