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2115番の質問で迷彩のことがありますが、 ww2の時代はこの迷彩を良く見かけますが、現代の艦船には こういった緑のラインやストライプといった派手な迷彩が見られないように 思います たまに横須賀や佐世保などに来る米空母や自衛艦なども どうして迷彩しないのでしょうか教えてください 便乗質問 |
- 憶測ですけれども。
ステルス機は特別な表面仕上げをするだけではなくて、出っ張りを作らないデザイン上の工夫をしていると聞いたことがあります。軍艦から出っ張りを除くわけにもいかないので、レーダーをごまかすことをあきらめ、レーダーに見つかってしまう以上人間の目をごまかすことはあきらめているのだと思います。
マイソフ
- ↑最近はステルス性を向上させたデザインの軍艦も多いです。
(ラファイエット級フリゲートとかです。具体的にどのていど
効果はあるか知りませんが)
でその種の軍艦では迷彩塗装を施されたものもあります。
以下、確証はありませんが。
視認性では洋上でのライトグレーはかなり低いと思われます。大戦中の
日本の軍艦もほとんどライン迷彩はされてませんよね
ただ「妙高」は東南アジアで活動中、ストライプ迷彩を施されてます。
これは沿岸部での活動が多かったからだそうです。
またヨーロッパの艦はライン迷彩が多いようです。
・大西洋では海の色が違う
・独艦の場合、全長を誤認させる狙いがあった
などの接を聞きますが、確証はありません。
taka
- 今もデンマーク、ノルウェー、フィンランドの艦艇は、迷彩をしているように感じます
ところで、過去の迷彩の多くは、対潜を目的としたものです
迷彩を施した船を潜望鏡から見ると、実際とは違う諸元で魚雷を調停してしまい、その結果、魚雷が命中しないという効果を狙っているのです
現在、魚雷は通常、ホーミング式となり、多少、諸元調停を間違えたところで魚雷が外れるということはありません
というか、現在は殆ど、潜望鏡を出して魚雷照準をするということは行いません
このことが、WW2までの迷彩が廃れた理由ではないでしょうか
セミララ
- >軍艦のグレー塗装について余談
海外の艦艇の写真と自衛艦の写真を見て頂くとよりわかりやすいかと思うのですが、同じグレーでも色調が違いますよね、これは本国の気象状況に合わせた色の調整をしているそうでして、イギリスの艦艇のグレーは日本近海では海自の艦艇より目立つのに北海なんかでは本当に背景に溶け込んだようになるとの話があります、確か来日中の英軍艦のホストシップの乗員が教えてくれたんでなかったかな。
そういう視点で艦艇の色を見直して見ると面白いと思います。
ooi
- 世界の艦船に、迷彩を施したオハイオ級原潜が紹介されたことがありました。
先にセミララさんが紹介した北欧のミサイル艇などの例もありますし、
ごく沿岸近くでもっぱら行動する艦船については未だ視覚迷彩が軽視されていない、ということかと思っています。
勝井
- 身も蓋も無い言い方になってしまうのですが、現用艦艇のグレー単色塗装も、迷彩塗装の一種です。
外舷塗色と甲板塗色が違うのも、それが迷彩塗装としての機能面から来ています。
考え方としては、WW2直前までの米国メジャー1迷彩と同様の考え方に拠るもので、外舷の灰色は順光で視認した場合に水平線と空の間に紛れるためです。
(ただし、逆光だと意味をなさない。これはどんな塗装をしていても同じようなシルエットが浮かんでしまうため)
甲板の塗装は、一般的には外舷より暗い色になっていますが、これは上空から視認した場合に周囲(すなわち海)の色に溶け込ませる意図をもっています。
現用の潜水艦で、空中線塔等に白い斑点状の迷彩塗装を行っているケースもありますが、これは海面の白波に溶け込ませようとしているものです。
いずれにせよ、現在のレーダ−では、陸地から数百メートルも離れれば十分測的可能ですから、手の込んだ迷彩塗装を行っても仕方が無い、と言うことでしょう。
ちなみに、今流行の「ステルス艦」も、せいぜい7000tの駆逐艦が4000tのフリゲイトに誤認される程度のエコーの差なので、存在が探知されない、ということはありません。
余談ですが、日本海海戦のバルチック艦隊の煙突の黄色と黒の塗装も、当時は「迷彩塗装の意図があった」と聞いたことがあります。
元むらくも乗員
- >今流行の「ステルス艦」も、せいぜい7000tの駆逐艦が4000tのフリゲイトに誤認される程度のエコーの差なので、存在が探知されない、ということはありません。
そうなのですか?
こんごう型は、港湾レーダーだと、シークラッターにすぐ隠れてしまい云々、とかいう話を聞いたことがありますが......
それとも、海自の対水上レーダー(OPS-28Dとか)は、民間の港湾レーダーとは比べ物にならない性能を持っているということなのでしょうか。
セミララ