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2111 大和原案の一つにある主砲塔前部集中配置方式(A140案)についてですが、書籍によって4連装砲塔3基と三連装砲塔3基の2種類があり、さらに主砲の口径も46センチと51センチの2種類があります。実際A140案ではどのような配置方法だったのですか?
チリIII

  1. 設計案が複数あるのはなんら不思議なことではありません。
    というか一つしかなかったらそっちの方がよほど不思議です。

    51cm案というのはあまり耳にしませんが、40cm案もありますし、
    主砲塔だって3基あったり4基あったり、
    全部あわせれば軽く二桁に届くだけの試設計がなされてます。
    そこまで至る前にボツった検討案はさらにその数倍になるでしょう。
    勝井

  2. A140の配置案は大きく3タイプに分類できます。
    全砲門を前方に集中したタイプと前後に振り分けたオーソドックスタイプで、
    後者がさらに前2基・後1基の3砲塔型と前後2基ずつの4砲塔型に大別されます。
    それぞれが主砲塔の向きや1砲塔当たりの砲門数をいじっており、
    また艦の大きさや速度、主機、副砲の配置方法などで細分されます。
    勝井

  3.  すみません。戦艦大和についての質問がありまして、便乗させてください。 

     以前小耳に挟んだのですが、戦艦大和の46センチ砲は同時(一斉)射撃すると艦自体が転覆する程の反動があるから、一門(あるいは一砲塔?)ずつでないと撃てなかったという話を聞いた事があるのですが、本当なのでしょうか?
     
     どなたかご存知の方、お教え頂けますでしょうか? よろしくお願い致します。  m(_ _)m
    まりん

  4. >3
     嘘です。
    SUDO

  5. http://www.ops.dti.ne.jp/~frigate/ysy/gihou/yamato.html
    に、その計算をなさった方のHPがございます。^^;
    Lachesis

  6.  ・・単なるデマだったようですね。(苦笑)

    SUDOさま、Lachesisさま。
    ご教授ありがとうございました。 m(_ _)m

    まりん

  7.  実際、主砲斉射の爆風がどのようなものであったかを如実に知らしめる写
    真があります。アメリカ艦のものですし、雑誌の表紙になったりはめ込み合
    成をしてCGとして公開されていたと思いますので、御覧になった方も多い
    かと思いますが。
    http://www.history.navy.mil/photos/sh-usn/usnsh-i/bb61.htm
     大和級の場合、主砲口径も大きいですが、船体幅、排水量ともに大きいの
    で、船体の揺れはそれほど大きくはなかったようですが、爆風が与える影響
    は非常に大きかったそうです。
    hush

  8. >7 爆風
     たしか、大和級が主砲を発射する場合は甲板上の作業員・機銃員には待避が命じられたとか。
    居眠り将軍

  9. >7.
    大和の搭載機・艦載艇が全て艦内に収容されるのもこのためですね。
    勝井

  10. >9 恐縮ながら、便乗質問です。
    本当に大和の艦載艇は全て艦内に収容されるのですか?
    手元の世界の艦船増刊「日本戦艦史」に大和の宿毛沖標柱間における公試時の写真
    がありますが、左舷艦橋横にダビッドと艦載艇が写っています。
    また、武蔵の公試時の写真にもダビッドが写っています。
    また、艦型図もダビッドと艦載艇が描かれています。(武蔵の艦型図も同じ)

    これらについてですが
    ・本来は全て艦内に収容される公試時に何らかの理由で臨時に設けられたものである
    ・艦型図は誤りである
    ということなのでしょうか?ぜひぜひご教授ください。
    枚方太郎

  11. >10.
    光人社「写真 日本の軍艦」で確認しました。
    確かに9mカッター用ダビットを上構両舷に2乃至4基装備してますね。

    ただし、大戦後半の機銃増設で廃止されているようです。
    勝井

  12. 大和型の艦載艇が格納されているのは主砲の爆風対策が全てではなく、副砲や高角砲の射界を取る必要もあったからですね。
    tackow

  13.  >10 枚方太郎 さん

     大和の両舷に吊下げられている9mカッターは、ライフカッター(救助艇)と呼ばれるものではないでしょうか
    セミララ

  14.  今更ですが、A140の主砲配置案(設計値まで出してるもの)は二十種類以上あり
    ネルソン型戦艦のように前方に三連装砲塔を三機設けた「A140-G」案
    実際建造され通りの前方に三連装砲塔二機、後方に一機の「A140−F」案
    夕張等を設計した平賀氏の主導による前方にも後方にも三連装一機連装一機、計十門の「A140-I」案の三案が有力視されていたようです
     G案は、重量の不均等と射界不足、I案は、連装砲塔と三連装砲塔の同時開発が困難なために廃案になったようです。
    「51p砲搭載」も考えられたようなのですが、考えられたに止まりさほど議論はされていないようです。
    艦政本部の要求で「30ノット以上の速力」や「18ノットで8.000海里の航続距離」を要求していますから
    51p砲を搭載してドックを新たに作るようなことまでしていられなかったんでしょう。
    採用されたのは「A140−F5」案です。



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