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ロシアの原潜で「デルタ級」や「アルファ級」という記号のような名前の原潜がありますが、実際の所、ロシア原潜の命名基準とはどうなっているのでしょうか? それと、こちらの方が本題なのですが、「デルタ」や「アルファ」があるのならば「ベータ」や「エータ」「ガンマ」といった名前が用いられることはないのでしょうか? GUY |
- 素人が思い出せる範囲での回答ですが
>「デルタ」や「アルファ」
これって無線などでアルファベットを言い表すとき聞き間違えない用にするためのの符丁みたいなものから来ていると思います。
たしかアルファ、ブラボー、チャーリー、デルタ、エコー、フォックス?、ゴルフ、ホテル、以下忘れてます(といいますかIがでてこないので止め)。あげた物もまちがっている可能性が有ります。
なお、あげられている呼称はNATOがつけたコード名みたいなものでロシア・ソビエトの正式名称では有りません。
部外者
- ソ連潜水艦の名前は、西側(NATO)が勝手につけたコードネームです。
であるから、アルファとかブラボーとかついてます。
SUDO
- ソ連艦は基本的に符号+艦番号で表します。K-19であれば「巡洋潜水艦19号(ロシア語を忠実に訳すと海中巡洋艦19号)」、B-101であれば「大型潜水艦101号」を意味します(例外的に功績を挙げたと考えられる艦には別に「レニンスキィ・コムソモレッツ」といった艦名が付きます)。ソ連邦崩壊後は艦名が付くようになりましたが、級によって代わりますが、海洋生物から付けたり猛禽から付けたり海鳥から付けたり都市名を付けたりしてます。
なお、「アルファ」「デルタ」等の一般に呼ばれる級名はNATOが付けたコードです。因みにコードの元になっているのはNATOで標準的に使用されている音声無線の通信コードですが、26文字使い切った後はABC順でロシア語の適当な名称を付け、連邦崩壊後で情報が入るようになってからは計画名もしくは一番艦名で呼ぶようになっております。
なお、該当の無線コードは下記を参照戴ければ御覧戴けます。
http://www.sckans.edu/~sireland/radio/code.html
大塚好古
- たしかヤンキー級SSBNはソ連ではナノハ級と呼ばれていたというようなことが「敵対水域」に出ていたと記憶しています。それとタイフーンもあれはソ連独自の命名でしたよね?(多分)
悠
- ありがとうございます。
成程そういうことでしたか。
ついでの質問ですが、映画「K−19」とかの「K−〜〜」の後に付く番号って何か規則性みたいなものがあるんですか?一〇番代もあると思っていたら、五〇〇番代もありますので・・・・・
GUY
- >4
ヤンキー級こと667号計画艦に付けられたナワガ(ナヴァガ)という名称は、建造された時の計画コードネームから来た名称なので、本来は級名ではないのですが、海軍内部での通りが良い事もあって級名に準じた扱いはされているようです。まあソ連では計画コードを級名として呼ばれる艦は実際多かったようですが、困ったことに同じ667号計画艦でもコムソモリスク建造艦はナリムと呼ばれているなど、色々注意する必要がある事も確かです。
なお、タイフーン級の名称は、米ソ首脳会談に置けるブレジネフの「我が国はトライデント計画に対抗してタイフン計画を推進している」という発言に敬意を表して付けられた名前ですが、実際にはタイフンの呼称はSLBM開発を含めた計画全体を指すコードで、タイフーン級こと941号計画艦を示すソ連での計画コードは「アクラ」になります。
>5
ソ連の潜水艦に対する番号付与は、防諜上の理由もあって不規則にしていると言われています(連続した艦番号から何級であるか推測されないため等の理由です)。ただ不規則にして途中で変更される水上艦の艦番号が、実は所属艦隊と所属戦隊の何番艦であるか、を示していると言う事実があるので、実際には潜水艦の番号にもそういった規則性があるのかもしれません。
大塚好古
- >4
タイフーンってNATOコード名だったかと。
北方不敗
- あらまぁ、タラタラやってる内に大塚さんが書き込んでいる(笑)
北方不敗