1991 |
「若き将軍の朝鮮戦争:白善ヨプ将軍回顧録」(草思社)にアイオワ型(艦名は忘れました)の地上砲撃の場面で、砲員が「キャデラック一台!」(砲弾一発と価格が同じ、ということから)と叫ぶ場面が出てきましたが、実際のお値段はどうだったのでしょうか(弾も車も)。 バツ |
- とりあえずいろいろ調べてみたのですが、単発の値段は中々出てきませんでした(;_;)
判ったのは、砲弾一発に必要な材料が弾頭重量の倍以上必要であるという事(弾体粗材で1515kgが砲弾になると773kgに)
また自動車の価格は此方でもどうぞ
http://www.autogallery.org.ru/gal.htm
キャデラックは見つからなかったのですが、他の高額車両(パッカードとか)ですと1940年で2000ドルを越えるのがあるようです。恐らく往時のキャデラックでも似たようなものではないでしょうか。
全然時代も違うので比較にはなりませんが、明治13年の1吋ノルデンフェルト砲の代金は鋼鉄弾26400発で英貨2706ポンド、鉛弾4000発が同290ポンドだったそうです(つまり鋼弾は0.1ポンド、鉛弾は0.07ポンド/発)
明治19年の37mmホチキス速射砲弾は通常榴弾1230+鋼鉄榴弾1230発で銀4721円(邦価)
同時期に導入決定された三景艦の32糎砲は装薬に280円、弾頭が3〜400円、更に信管もかかるので随分と高価だという話が議事録に残されているそうです。つまり一発あたり600円〜800円ぐらい。37mm砲弾が2円弱ですからねぇ・・・。
SUDO