1975 |
旧日本海軍の戦艦大和は蒸気タービンの他に、ディーゼルエンジンを搭載するはず だったと友達が言っていたのですが、本当ですか? A6M |
- 大和型戦艦の計画時に、巡航時の燃費と防御上の有利さを狙って、4軸の外側2軸をディーゼル(6万馬力)とし、残りの内側2軸をタービン(7万5千馬力)とする予定でした。しかし先行してディーゼルを搭載した潜水母艦や水上機母艦での成績が不良だったため、昭和12年3月に4軸全てタービンとすることになりました。
余談ですが、大和型のタービン機関は駆逐艦初春型に搭載され、信頼性が確認されているものを更にデチューンして搭載しています。これにより4軸に対してタービンを8基搭載することになりますが、これも信頼性に加えて低速時の燃費改善の狙いがあったとのことです。
A-140
- 上記の回答は海人社・世界の艦船増刊「日本戦艦史」を基にしています。この本の168ページ以降に日本戦艦の機関について触れられています。
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