1970 |
空母が艦載機を発艦させる時、風向を調べる方法・場所はどうなっていたのでしょうか? レギオン |
- 飛行甲板先端部に蒸気噴出口があります。
この蒸気の流れる向きで風向が分かるわけです。
勝井
- >1 勝井 さん
風見蒸気は日本の空母ではおなじみ(?)ですが 当時の英米の空母や 現代の空母もそうなのでしょうか
セミララ
- 現代の米空母にはあったと思うけど。
週末にでも世艦増刊あさってみます。
勝井
- 余談
空母でなくても風向風速計を搭載した船舶は多いようです。
低速時には風で「持ってかれる」ことがあるようで、離岸着岸時には特に注意が必要なようです。
離岸着岸時にタグが付くに理由には風潮による押圧に対抗する意味合いもあるようです。
商船では自動車運搬船なんか風に弱いらしいのですね。
「艦長操艦」という号令と共に風向風速計のスイッチを入れた護衛艦艦長を見たことがあります。
彼はしばらく風向風速計を睨んだあとにジャイロコンパスレピーター位置について着岸に備えて操艦を始めました。
空母艦首の蒸気は操艦にあたる士官やパイロットが風向を瞬時に判断するのに有効なように思われます。
SAW
- 風を見るのは航海の基本技術である事は今でも変わっていません。そしてどんな船でも船籍を示さなくてはならないので旗は載せているし、軍艦なら信号旗もあるのでそれらを見ても向きは分かるでしょうし、彼らは航海のプロですから我々よりも遥かに的確に風を見るでしょう。
HCN
- とは言え、例えば真横から10ノットの風の中を30ノットで走れば
風は横ではなく正面斜め18°から吹いてくる訳で、船に付いた風見鶏や
旗を目で見ても実際の風向は解りません。
ベテランの漁師の話では、水面のさざなみを見るそうです。
(大きい波は風と同じ方向から来るとは限らない)
又、風の強さは波頭の砕け具合をみるそうです。
でも飛行機の発着艦の為の風見なら、旗や蒸気でも役に立つと思います。
>4.
>低速時には風で「持ってかれる」ことがあるようで、離岸着岸時には
>特に注意が必要なようです。
小型漁船で体験した感じでは、潮の流れなんてどうでも良いと思うぐらい
風の影響を受けました。
(ゴミ)ヨットで前斜め45°の風で風上に登る時、風見鶏は正面に近い
方向を向くので、帆の風のはらみ具合を見て舵を握ってました。
Scylla
- 余談2
船舶用の風向風速計は、真風速、真風向、相対風向、相対風速が掲示されるものが多いようです。
私が、関門海峡で乗船した巡視船では潮流の影響が顕著でした。
風の方向によっては船首が「切り上がったり。」「落とされたり」することもあるようです。
まあ、海象や海域の特性、船の特性、船の装備に応じて操船に必要な要素を考慮すべきということなのでしょう。
SAW
- 補足
護衛艦艦長がにらんでいたのは、ブリッジ内の
表示計器(相対、真のそれぞれのデータが表示される
もの。)でした。
SAW