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1951 最近の船はスティルス性を重視していますが、ラファイエットなどを見るにつけ、ダメコンがどうなっているのか気になります。素人考えですが、大きな箱のような艦橋構造にミサイルが当たったら、中は火の海になってしまいそうです。スティルス・デザインも赤外線には効果はありませんし、本当に戦える船なんでしょうか?
カタヒラ

  1.  別に艦橋構造物の外見が如何であるかは、内部とはあまり関係無いのでは?
     もしかすると中が巨大な空洞だとでも?
     ステルスデザインが赤外線に効果が無いのかどうかは知りませんが、レーダーに効果があるのならそれはそれで立派な事ですし、既存の艦艇はレーダーにも赤外線にも良く映ります。
     つまり、ステルスデザインが赤外線に効果があろうが無かろうが、戦えるかどうかとは直接的には関連するものではありません。

     艦艇のステルスデザインは対艦ミサイルの普及に伴う対策処置の一つだといえるでしょう。
     艦艇や航空機の持つ高性能・高級電探と異なり、低空を飛び比較的貧弱な性能の電探を用いる対艦ミサイルには、こうした手立てもアリと言えるでしょうし、実際に中東でイスラエル軍が電子妨害だけでソ連製対艦ミサイルを無力化したという事例があります。目標となった艦のシグネチャーが一定レベルよりも小さければ、それは電子妨害等のノイズに埋没する事も可能です。
     勿論対艦ミサイルの高性能化や、赤外線誘導、艦艇の図体といった要素から有効性は場合によっては怪しいと言えますが、電子妨害手段の効率向上という味方をするなら、やらないよりはマシとも言えるでしょう。

     フランスのラファイエット級は見かけこそなんか凄そうですが、あれってば結構な安物艦でして、元々海外警備用といった趣の艦です。
     凄そうなステルスデザインは、コケオドシにも役立ちますし(実際に此処でこうして話題に上りますよね)第三世界(今となっては死語だな)の旧式安物ミサイル相手になら有効性は結構期待できますので、選択肢の一つとしては十分にアリなのではないかと考えます。

    SUDO

  2.  既存の船艇でもミサイルが当たれば同じ事です、スタークやシェフィールドだって被弾後、中は火の海になりました。

     SUDOさんも書いてますが、ステルスは対艦ミサイルに対する対策の一環でしかなく、ダメコンや戦闘力に関しては、必要なだけ、要求されただけのものは備わっている物と考えて良いでしょう。
    ooi

  3. SUDOさん、ooiさん、回答ありがとうございます。
    さすがに内部が空洞とは思っていませんが、普通の艦橋のように仕切ったり、鋼材を厚くしたりすれば、トップヘビーの不安定な船になるに違いない、したがってダコンは手抜きしているはず、という勝手な想像で書きました。
    これも私の勝手な思いこみなのですが、散々やられた経験のある海軍でないとダメコンは真剣にならない、という感想を持っています。ロシアの船などを見ると、やっつけることばかり考えて、自分が被弾することを真剣に考えてるのか疑問に思ってしまいます。どちらかというと仏海軍も都合のいいことばかり考えてるという感想なのでした。

    カタヒラ

  4.  ラファイエットでも他の艦でも良いのですが、実際にどの程度高さが大きいのか写真や図面で比較して見てください。
     また昨今の艦は比較的幅が有ると言う事も理解しておくと良いでしょう。
     つまり、極端なトップヘビーではありません。

     ましてや復元性や鋼材の厚さはダメージコントロールではありません(間接・直接防御の一環ではありますが)また仕切りの有無もダメコンでは有りません(また仕切りが有れば良いという物でもないのは第二次大戦時の日本艦の被雷被害からも理解できるでしょう)

     またロシア艦艇は日露戦争での被害から非常に凝った防御構造を採択したものも存在します。優れたダメコンを第一次大戦で示したドイツ海軍はそれまでまともな大損害を受けた経験はありませんでしたし、第二次大戦でのドイツ軍艦艇のダメコンは誉められたものでは有りません。
     また第二次大戦で強靭さを発揮した米艦もそれまで悲惨なダメージを受けた経験は無かったのです。
     経験の問題ではなく、どう考えるか、また設備や人員を置くだけの余裕があるのか、そういった様々な要素から変化するものであり、簡単にアレは駄目だとか断じるのは危険ではないかと思います。
    SUDO


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