1942 |
現代の艦艇のことで質問ですが、対ミサイルの防御に関してはいろいろ対抗策があるようなのですが、対魚雷に対しての対抗策が少ないように思うのです。 単に時代遅れってことなのでしょうか?。 潜水艦がアウトレンジで攻撃するには対艦ミサイルが便利だと思いますが、魚雷戦というものは対潜水艦戦が主と考えてられているのですか。 あーる |
- 海上艦の対魚雷策もいろいろあるようです。
爆雷のようなものを打ち出したり、音をジャミングする
曳航式のデコイなどなど、ログにあったとおもいます。
魚雷については近年のでは充分にアウトレンジで攻撃できるものが
あると思いますが…。
またミサイルで攻撃するというのは、潜水艦の最大の武器である
潜伏性を著しく低下させると思います。
まだまだ魚雷は現役の兵器ですよ。
pinga-
- たしか海上自衛隊はまだ対艦攻撃用の長魚雷を運用してましたよね。
居眠り将軍
- 米海軍の潜水艦も水上艦を攻撃できる魚雷を運用してましたよね。
個人的にはロケット弾でも水中に打ち込んで爆発させてやればどうにかならんのかとか思ってますが、魚雷の位置を正確に探知して破壊するのは技術的になかなか難しいようですね。
SAW
- >1
>またミサイルで攻撃するというのは、潜水艦の最大の武器である
>潜伏性を著しく低下させると思います。
逆でしょう。
例えば、夜間、電波封止状態の艦隊・船団を襲撃した場合、ミサイルは至近距離まで見つからないかも知れませんが、魚雷は発射直後から音を聞かれているかもしれません(スーパーキャビテーションスクリューのような物すら用いる魚雷が、キャビテーションノイズの塊であることはご理解いただけると思います)
勿論小さな魚雷の正確な位置を捉えるのは困難ですが、発射を察知する事は難しくなく、それは潜水艦の概略位置を教えるのと同義です。
また、多くの長魚雷は有線誘導ですから(撃ちっぱなしにすることも出来ます)これも運用に制限があると言えるでしょう(有線誘導にして対象の欺瞞処置に潜水艦側の優れた指揮解析装置で対抗する訳です)
商船を襲撃するなら(対象が大きくて沈みにくく、また警戒装置が無い)魚雷は有利ですが、警戒態勢に入っている護衛艦艇を始末するなら(対象が高速で運動性がよく、警戒装置が豊富)対艦ミサイルを用いる方が有利と言えるのではないでしょうか。
また古典的な事ですが、魚雷から逃げるのにいちばん簡単なのは全速力で逃げる事です。昨今のガスタービン艦は加速性能が優秀ですから、目標が最大速度で逃走する場合、最大射程の半分以下の距離で放たないと、当たる前に魚雷の射程が尽きるという事を意味します。
よって、状況によって使い分けをする必要があると言えるでしょうね。
SUDO
- 今の水上艦が一番恐れているのは、突然、至近距離から発射されるUSMだと聞いたことがあるのですが、サブマリナーは絶対に否定も肯定もしませんよね。私がリムパックに参加している海自潜水艦の艦長で、もし運良く空母を捉えることができたとしたら、SUDOさまのご教授どおり、魚雷を当てる苦労をするより、まず全力でサブハープーンを発射したいところです。しかしながら、潜水艦オペレーションについては、各国とも厳しく機密に包まれたままだと思います。(本当のことを知っている方は、ただ苦笑するしかないと存じております)
GST