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1916 潜水艦ネタでもう一つお願いします。
最近、ロシアのタイフーン級戦略原潜の模型(ドイツレベル製)を作ったのですが、船体のモールドが非常に細かく付けられているのに、どう見ても潜行・浮上のための注排水孔らしきものがありません。ネットなどに掲載されている写真などを見ても、近年の原潜は非常にツルリとした印象で、孔があるようには見えません。
超大型のタイフーン級の場合、潜行・浮上のために大量の海水を注排水をする必要があると思いますが、その注排水孔はどのように付けられているのでしょうか?
つね

  1. 雑音源になるので、カバーをかけてあります。
    船体側面にある溝がそのカバーの出入口で、あの内側深くに穴があいてます。
    まなかじ

  2. つねさまが言及されている、最近の潜水艦から消えた「注排水孔」は、涙滴型になる前の潜水艦にあった、水密されていない上構から急速に排水するためのベント(リンバー)ホールのことでしょうか?それなら、まなかじさまがいわれたスリットに変わって、雑音減の減少をはかっています。これらは、メイン・バラスト・タンクの注排水とは直接関係していません。現在の潜水艦は、MBTの底に開けっ放しになったフラッド・ホールと、上部にベント弁が、昔と同じようにあります。しかしながら、特にSSBNでは急速潜航の必要など全くありませんので、閉まっている小さなベント弁は外から見えません。

    上構に海水が残っていると、MBTがからの潜水艦はひっくり返ってしまいますので、MBTのベント弁やフラッド・ホール(人間が出入りできる)は、スリットに比べて、そんなに大きくなくても良いようです。それでも潜航の際には、ベント弁からの、くじらの潮吹きのような派手な排気が目立ちますので、よく映像で紹介されています。そこにベント弁の排気孔があります。
    GST

  3. 回答ありがとうございます。
    確かにWWII当時の潜水艦のようにむき出しでベントホール付けてたら、高速航行時に間違いなく音源になってしまうでしょう。潜航の仕組みは同じでも、色々進歩してるんですね。
    閑話・・・潜水艦は音源解消のため、水上艦はステルス化のため、どんどん軍艦がツルツルでのっぺりした形になっていく・・・意図するところはわかりますが、軍艦ファンとしてはなんとなくイヤですね。
    つね

  4. 私は、最初につくったプラモが「伊号潜水艦(ナンバー不明)」や「原子力潜水艦ノーチラス」だった変な子供(買った父親?)でした。出来上がった潜水艦は、まるでハーモニカそっくりに仕上がりましたので、あの穴はいったいなんなのか、長年不思議に思って楽しむことができました(豪腕少年タイフーン)
    GST


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