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ときおり、台湾のペリー級について「将来はイージス化される予定」などとさらっと書いてある本を見かけますが、そんなに簡単なんでしょうか? たとえば、「はたかぜ」級の艦橋の上にデンとSPY-1F/Kの構造物を積み、イルミネーターとコンピューターを少しいじれば済むようなちょろいものなんでしょうか? こをり |
- 台湾のペリー級に関しては、イージスシステムを搭載する型の建造予定(光華I計画のフェイズ2がそれに当たる)がありました、世界の艦船1991年10月号と1992年12月号に完成予想図が載っています。(注:予算難他の事情で、イージスシステムを搭載するフェイズ2の建造は中止になっています)
それを見る限りですが、ペリー級の船体を利用した完全新デザインの艦と言って良いでしょう、アルデロ・デ・バサン級に近いですかね。
ペリー級の面影が残っているのは煙突だけ、あとはかなりの部分に手が入っています、船体も延長していますし武装の配置もかなり違います、少なくとも少々の改造で手に負える代物とは思えません、仮に改造を行なうのであれば上部船体を取っ払って大改造を施す必要があるでしょう。
おそらく、こをり様の読んだ本はこの古い計画の事を指しているのでは無いかと思われます、ひょっとしたら台湾海軍ではいまだにこの計画の再開を考えているのかもしれませんが、それでも改造よりは新造する事になるのでは無いかと考えられます。
こをり様が例にあげられた、
>「はたかぜ」級の艦橋の上にデンとSPY-1F/Kの構造物を積み、イルミネーター
>とコンピューターを少しいじれば済むようなちょろいものなんでしょうか?
の場合だと、たぶんそんなちょろいものじゃ済まないように思います。
少なくとも上部構造物の総取替え、SPY−1F/Kのレーダー社会の邪魔にならないようなものにしなくてはならないでしょう、おそらくコンピューターも取替えなあかんでしょうし、武装の配置も見直す必要があるかと思います。
FCS−3なら、ちっとはマシなのかもしれませんが、コンピューターを少し弄った程度では、改装に見合った効果が出るか疑問です。
ooi
- ありがとうございます。ほとんど新造なんですね。
あと、オーストラリアはペリー級にSM-2MRを積むつもりらしいですが、MK-13発射機から運用できるんでしょうか?
こをり
- んー、それなんですが、どうもかなりの改修になるようで、現在可能かどうかの研究中のようです、Mk−13からMk−26への換装も念頭に置いている様ですが、まだ、固まるまでには時間がかかるのでは無いでしょうか>改修案
SM−2MR(ブロックIIIA)はVLSからの運用しかされてないんで、どっちにしろ改修がいることになりますけどね。
ooi
- Mk−26は、タイコンデローガから貰ってくるんでしょうか。
ヴァージニア級はもうスクラップになってたような。
こをり
- どうなんでしょうか?、ヴァージニア級から後生大事に外して保管してあるのかもしれませんし、そもそもそんなの付くのかなあという疑問もあるのですけど(^^;
どちらにしろ、まだ研究段階なので、答えが出るのはまだまだ先の様です、どっからもってくるのかってのは、そもそもMK−26をペリー級に装備するのか、どうやってやるのかと言う答えが出てからの話になるのじゃないかなと思われます。
ooi
- >3
>SM−2MR(ブロックIIIA)はVLSからの運用しかされてない
とありますが、Mk-26では運用されてないのですか?
taka
- >6
JDWの記事を斜め読みした所出てきた話です>VLSからの運用しかされていない。
JDWの記事を抄訳しているサイトがありますので、該当記事は漁って見てください。
http://www.kojii.net/jdw/index.html
ooi