1777 |
「快速巡洋艦」などの「快速」という用語には、官製の定義が存在していたのでしょうか?それとも単に俗称として用いられるに過ぎなかったのでしょうか。 satoski |
- そもそも軍艦の名称に関しては、かなりその場の雰囲気的いいかげんなものです。戦艦=戦うフネ?他は戦わんのか??、とか、巡洋艦=洋上巡航するフネ?とか、従来の艦種に対して、こいつはちょっとちがうぜ!ってな風に名称が追加されるわけであり、いちいち考えても仕方のない事とも思いますが。
ちなみに、艦種についてある程度明確に決定されたのは、WWI後の軍縮条約の時だけであり、その前も後も、各国の海軍、政府、等が自国の状況や他国との関係を考え、自由に定義、命名しているのが実情です。(こんごう型”護衛艦”なのか、Kongou-class”Destroiyer”なのか)
Lachesis
- Lachesisさま
レスをありがとうございます。
確かに艦種名なるものは事情によってどうにでもつけられているものですよね。
ただ、「快速」と呼ぶくらいですから、たとえば「最大速度が20ノット以上」のような、排水量で「一等」「二等」などと類別をあたえたような定義があったのかな、と思いまして。
いかがでしょう。
satoski
- 特にそのような厳密な区別はないようです。たとえばアメリカの”ダイナマイト砲搭載の巡洋艦=打撃巡洋艦”のように、あくまでも、従来の巡洋艦に特別な何かがあることを追加しての名称です。日本海軍の1等、2等の区別は、当初は排水量でしたし、ワシントン条約以降は、最大火砲の口径での区別でした。しかし、それ以外の、特に”快速巡洋艦”などは、ある意味正式類別でもなく、単に通称としてのものと考えてよいと思われます。
Lachesis