1735 |
ロンドン条約下での英国の軽巡建造について質問があります。よく、条約の結果(旧式艦廃棄の代償として)31年以降当座91000トンの建造枠が認められたとありますが、この91000トン枠に該当する艦はどれとどれでしょう?。計画年度から推してリアンダー級エイジャックス、パース級3隻、アリシューザ級4隻、タウン級第1グループの5隻だと思うのですが、自信が持てません(合計約95000トンで約4000トンオーバー)。 また、36年度計画のタウン級第3グループ2隻とダイドー級5隻は条約開けを睨んだ建造だと思うのですが、となると35年度計画のタウン級第2グループ3隻は、先の91000トン枠とは別に、第一次大戦型軽巡の減勢に伴う代艦的扱いなのでしょうか? 以上、よろしくお願いいたします。 ヒロじー |
- あ、違う。ベルファストとエディンバラは36年起工艦だから、これは条約制限内ですね(苦笑)。
ヒロじー
- ロンドン条約では代艦として起工する艦は、代艦となる艦が完成した年に退役する事として、
代艦枠に勘定して良い事になってます。イギリスの場合、1936年の時点において、WWI時に完成した
C/D級の大半が艦齢超過のため代艦枠に含められたと記憶しますので、タウン級の第二群及び
第三群はその代艦枠を使用したのでしょう(1920年以前の完成艦は艦齢16年で艦齢超過と規程)。
大塚好古
- ↑上の方が日本語になってないような気がするので、下記に変更。
「ロンドン条約では代艦として起工される艦は、その艦が完成した年に代艦対象となる艦が
退役することを前提として建造することが可能です」。
大塚好古
- ありがとうございます。今まであやふやだった建艦枠と廃棄艦との関係がすっきりと理解できました。重ねて、お礼申し上げます。
ヒロじー
- 「世界の艦船」378号によると、91000トンというのは36年末までに完成していてもいい枠で、建造着手してもいい枠は(上記枠を含んで)153220トンだそうです。日本が相当する割り当て枠で建造したのは、前者で最上級(後期2隻は37年竣工ですが)、後者でそれに利根級を加えたものです。
井中かえる
- なるほど、そういうわけだったんですか。<91000トン
ありがとうございます。
ヒロじー