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1714 大変お久しぶりです。第二次大戦中のアメリカの工業生産力の桁の違いを見せつける

「カサブランカ級空母」

ですが、商船護衛用の軽空母と伺っていますが実際の所、艦載機数など艦の基本性能はどれくらいだったのでしょうか?

やはり「量産型」の為もあって余り高くないのでしょうか?

初歩的な質問で御免なさい。
佑樹

  1. こちらをどうぞ。http://www.microworks.net/pacific/ships/carriers/casablanca.htm

    しかし何故「量産型のため」に「性能が高くない」という結論にいたるのでしょうか?
    カサブランカ級は艦隊空母(例えばエセックス級)よりは小さく、必然的に搭載数も少なく、また速力、備砲などの数字も小さなものですが、それは艦隊空母とカサブランカ級などのCVEとは建造目的が違うが故にそのような数字に決定されたものです。
    また、量産の対義語が何にあたるか知りませんが、もしそれが「試作」であるならば、試作モデルで出た不具合を修正したものが量産モデルなのであって、量産モデルが試作モデルに劣る性能しか持たないという事態は、まず起こらないのでは?
    通りすがり

  2. 多分、この「量産型」は「粗製濫造」のニュアンスで使ってると思うなあ。
    確かにカサブランカは数ある米空母の中でも最低ランクの性能です
    (つうかそもそも艦隊型空母じゃないし)。
    しかしそれでも立派に戦力の一翼を担えるだけのポテンシャルを有しており、
    ぶっちゃけて言えば「粗製濫造」でもここまでのものに出来るあたりが
    アメリカの底力、とでも言いましょうか。
    勝井

  3. >2
    別に粗製じゃないと思いますが?

    かなりな「安物」なのは事実ですけど
    戦後もヘリ母艦や強襲揚陸艦として長く在籍していたものも少なくないのですから、作りはしっかりしていたのではないでしょうかね。
    SUDO

  4. 勝井山、カサブランカ級空母はどのあたりが米空母中、最低ランクなのでしょうか?
    BUN

  5. 本題と関係ないのですが、質問者の方はなんの結論にも達しておられず、単に質問されておられるような気がするのですが。
    質問に対して不明確な点があれば逆質問された方が論点がはっきりするのでは?
    SAW

  6. おっと抜けが
    「・・逆質問をされて質問者からの回答を得てからの方が・・・」

    もっとも逆質問をしても無反応の方がおられたことがありましたが。(笑)
    SAW

  7. 「量産型」のため・・・というのは「性能の向上よりも早期に大量建造することを優先した」という意味でしょう。
     同じ小型空母でもクリーブランド級軽巡の船体を利用した「インディペンデンス」級は、エセックス級正規空母と組んで高速機動部隊を編成できるだけの速力をもち、分類上もCVLになっていますが、それはベースとして建造中の軽巡の艦体を転用できたからこそ。軍艦としての艦体と高出力機関の製作には、アメリカ工業力をもってしてもそれなりの手間と資金がかかるのです。
     対して、「カサブランカ」級護衛空母に期待されたのは、対潜哨戒や前線への航空機輸送など、速力や搭載能力はそこそこでも、早期に大量の隻数が必要な任務。そのため、手間のかかる軍艦の船体や機関を使うのをやめ、貨物船の船体と機関を利用することで、CVE-55「カサブランカ」からCVE-104「ムンダ」まで、約1年で50隻建造という大量生産を実現したのです。
     「量産型」のため性能は高くないと言ってしまえばそのとおりですが、それは最初からそれだけの性能しか求められない任務のための建造され、「質」より「量」が必要とされた結果です。そのような目的の場合、早期に大量建造できる構造であることも立派な「性能」の一つなのです。
     CVEカサブランカ級
     全長156.2m 船体幅19.9m 最大幅32.9m 基準排水量7800トン
     ディーゼル2基2軸9000馬力 最大19ノット 航続距離15ノット×10200海里 
     カタパルト1基 エレベーター2基 搭載機28機
    (資料によって多少数字が違うようです。だいたいこのくらいと思ってください。)
     
    つね

  8. ご回答いただき有り難うございます。

    質問がある意味曖昧でご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ありませんでした。

    某ゲームのやりすぎで「量産型=性能がよろしくない」という認識があったのですが、なるほど詳しいスペックが判り誤解があったと反省しました。
    佑樹


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