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図々しくも追加の質問です。25mm機銃は毎分220発の性能との事ですが、それに対して肝心の弾倉は15発と誠に寂しいものです。 三連装ならば一門ずつそれぞれ交互に射撃しながら弾倉を交換するといった長篠の織田鉄砲隊の如き連続射撃方法が採られていたようなのですが、単に零戦の20mmドラム弾倉ように60発以上。あるいはベルト給弾による120発程度といった手法は出来なかったのでしょうか? 紀伊国屋 |
- でも、敵国のボフォースなんか、もっと心許ない4発のクリップですが・・・仮に弾倉にしたら結構な重さになるでしょうから、逆に射撃が中断するかもしれないし。ベルト式は機械的な信頼性がどうなんでしょう??
基本的にあの銃は、弾倉の交換時に引き金(というかペダル)を戻す必要がないので「手渡し式」でも充分だったと思うんですが。
んで、「一門ずつそれぞれ交互に射撃しながら弾倉を交換する」必要もありません。「三門同時」に打ちます。
tackow
- 下の質問にも関連しますが、連続射撃の過熱に銃が耐えられないという要素もあります。
それとtackowさんが述べられたように弾倉重量の問題があります。25mmの弾薬包は680gあります。仮に100発弾倉にしたら(言うまでも無く弾倉の重さも加わる)70kgを軽く越すでしょう。これをつけた状態で振り回すのは銃にも負担が大きいし(25mm銃本体は弾倉無しで115kgなのです)弾倉交換は非常に大変になります。
実際15発でもかなりの負担だったと思いますよ。
SUDO
- 水冷式には出来ず、航空機銃の様に強制空冷も不可能なので、銃身過熱前の持続発射速度を維持するには、
あえて、弾倉式にして、射撃時間の間を持たせます。
独軍のFlak35 20mm4連装も、しかり。
軌跡の発動機?誉
- >3. 「四連装の悪魔」として名高い Flak38(20mm Flak35 ってありましたっけ…^^;Flak38 の前のモデルは 20mm Flak30 だったような)も弾倉は 20 発で 96 式と大差ありません。四門斉射すると弾薬補給が追い付かないので、二門射撃で試射して緒元を掴み「ここぞ」という時に斉射していたようです。96 式 25mm 三連に関して時々言われる「一門づつ発射」も、これと同様の事情があったのではないかと思います。
ささき
- 私が見た記録フィルムでは、3門同時か3門中2門(意図したものか1門故障したのか不明)発射でした。
又、重巡洋艦で25ミリを撃っていたという方によれば、すくなくても自分は指名
打ちかたのようなことをしたことはなかったということでした。
SAW
- あるいは下記の質問の銃身過熱を防ぐために「指名打ちかた」にせざるおえない「艦もあった。」ということも考えられるかも。
SAW
- ご教示ありがとうございます。弾倉重量と放熱の関係における妥協点が「15発」という数字なのですね。
紀伊国屋
- >4.20mm Flak35 ってありましたっけ…
独陸軍で言うところの、20mm単装 ラインメタルFlak30&マウザーFlak38は、
海軍呼称では、それぞれC/30&C/38となり、 そのC/38−4連装タイプ海軍呼称(艦載型)は、
Flak35となっている様です。
(35年: 元々は、C/30用4連装マウントだったんでしょうね。)
http://www.warships1.com/Weapons/WNGER_20mm-65_c30.htm
ちなみに、Flak30(C/30)&Flak38(C/38)両者ともに、反動利用方式です。(ショートリコイル)
〜?誉
- >8 艦載型は呼称が違うのでしたか!ありがとうございます(^^)
ささき