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5500トン級巡洋艦についての質問です。球磨級、長良級、川内級のどれも二次大戦前に改装されていますが、改装後の排水量が長良6260トンに対し、球磨、川内がいずれも7000トンを超えています(連合艦隊艦船ガイドより)。 改装内容はどれも8センチ高角砲の撤去、カタパルトの設置、25ミリ機銃の増加になっていますが、この700トン以上の差はそれ以外の大きな変更によるものなのでしょうか? 12式戦爆 |
- 「写真 日本の軍艦」によりますと、
長良も開戦時には公試排水量6500tオーバーまで増加しちゃってるそうです。
6260tというのは昭和13年頃の数値だって。
昭和19年7月時点の長良は基準排水量6050t、公試排水量7199tにまで達してます。
長良級の中にも昭和16年頃には公試排水量7000t近くになってる艦があるようで、
5500t級は球磨、長良、川内という区分は余り意味がないかもしれません。
個々の艦の状態によって必要な改装が施され、
結果として個艦ごとにかなり排水量に差異が生じているのかも。
勝井
- 開戦前の5500t級の公試状態(主機換装、復元性、船体強化後)での排水量ですが、判る限りでこんなです。
球磨 昭和12年8月 公試7151t
多摩 15年3月 7043t
北上 11年3月 6835t
大井 14年7月 7117t
五十鈴 14年5月 7134t
由良 11年11月 7178t
鬼怒 15年10月 7356t
阿武隈 13年2月 7158t
川内 15年4月 7326t
那珂 13年1月 7549t
ちなみに、航空機施設などを追加し、かつ船体、復元性増加、主機換装前の排水量は
阿武隈 9年7月 6260t
那珂 9年1月 6469t
ですので、指摘された「長良」の数値に近くなっていますね。
各艦の新造時における公試排水量で比較すると。川内型を除いても150t、含めると300t余りの違いがあるようです。なので、600t位は違っても不思議ではないのですが・・・
tackow
- 勝井さん、tackowさん、ありがとうございます。
見方が悪かったのもあるのでしょうが、長良型だけ「長良6280トン、鬼怒、阿武隈6460トン」とあり、他が7000トンオーバーだったので「この三隻だけ違うのか?」と思った次第です。
ありがとうございました。
12式戦爆