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1685  太平洋戦争初期の米潜水艦が装備していた魚雷の欠陥についてですが、ティノーサが第三図南丸に十数本の魚雷を打ち込んでもほとんど作動しなかったとあります。
 この時、ティノーサが発射した(命中した)正確な魚雷の数と、起爆%B
AngelHalo

  1. 切れてしまいました。
    「〜起爆しなかった魚雷の数、出来れば命中した位置などを教えていただきたいのですが」
    です。
    AngelHalo

  2. 15本を発射、そのうち12本が命中。しかし、すべて起爆せず。だったとおもいましたが、、、命中個所までは覚えとりません。といっても、第三図南丸自身、捕鯨船隊の母船なので、”みんな貨物倉”かな^^;
    Lachesis

  3. 御参考までに米側報告によるタイノーサの図南丸攻撃の様相です。

    0923:1000ydsの距離で魚雷4本発射、2本命中。一本は船橋直下、一本は墻の中間位置。
       両者とも不発。
    0938:左舷側より2本を発射、2本命中、うち一本は左舷の機関区画に命中、爆発。
       図南丸停止
    1009:艦尾発射管より875ydsの距離から右舷側に1本発射、命中。不発。
    1011:艦尾発射管より1050ydsの距離から右舷側に1本発射、命中。不発。
    1014:艦尾発射管より1300ydsの距離から右舷側に1本発射、命中。不発。
       図南丸より潜望鏡に対し砲撃を受ける。
       タイノーサ魚雷再装填及び攻撃位置変更のため攻撃中断。
    1039:艦尾発射管より900ydsの距離から左舷側に1本発射、命中。不発。
    1048:艦首発射管より1000ydsの距離から左舷側に1本発射、命中。
       左舷後部に命中した魚雷は大きな水柱を吹き上げたが効果無し。
    1050:艦首発射管より900ydsの距離から左舷側に1本発射、命中。不発。
    1100:艦首発射管より1000ydsの距離から左舷側に1本発射、命中。不発。
       タイノーサ攻撃位置変更のため再び攻撃中断。
    1122:高速スクリュー音探知
    1125:東の方角に駆逐艦を発見
    1131:艦尾発射管より右舷側に1本発射、命中。不発。
    1132 1/2:艦首発射管より右舷側に1本発射、命中。不発。ソナーの報告では目標は
         洋上に停止。駆逐艦がタイノーサから1000ydsの位置に入ったため
         深度300ftへの深度変更を命ずる。
    大塚好古

  4. なんつーか…あらためて見るとスゴいことになってますね(汗
    こんだけ突き刺されると大分浸水したろうな…
    勝井

  5. これだけ不発を出す魚雷もある意味凄いけど、これだけ食らうまで追い払えない護衛って・・・
    カーフ

  6. ご回答有難うございます。

    >3
     まとめますと、発射雷数15、命中13うち起爆1、過早爆発1、不発11となりますでしょうか。書籍などでは4本ほどお持ち帰りしてきたのは確かなようですが、被雷数がばらばらなので質問した次第です。

     しかし、15本とは大盤振舞いです。戦艦級の大型船舶なので、何が何でも沈めたかったのでしょうか。
    AngelHalo

  7. ・・・・・・意地ってことは考えられません?(違うと思うけど)
    居眠り将軍

  8. ↑でしょう、やはり。^^;
    Lachesis

  9. ゴミ。
    >2
    この当時の第三図南丸はタンカーに改装済であるようです。
    >5
    独航船・・・(T^T)

    例によって例のごとく大井篤さんの「海上護衛戦」と、角川の「太平洋戦争・日本の敗因1 日米開戦勝算なし」にこのエピソードが載ってます。
    後者だと第三図南丸の船員さんに被雷した時の様子をインタビューしたのが載ってます。
    船舶砲兵猫

  10. >9&2
    >>第三図南丸はタンカーへ改装
     質問です。
     第三図南丸(捕鯨母船/工船)は、南氷洋捕鯨で捕獲した鯨を船内で解体する設備を有していたと思います。当時の捕鯨の商品は、鯨肉ではなく鯨油であり、鯨から採取した鯨油を貯蔵するタンクが船内に合ったのではないでしょうか。また、随伴するキャッチャーボートへの補給も考えられます。
     以上より、捕鯨母船(第三図南丸)は、上記の設備を転用して「タンカーとして利用された」のであり、「タンカーへ改装された」わけではないと思っていたのですがいかがでしょう。よろしくご教授下さい。
    能登

  11. 改装の有無の事実関係及び内容については知りません。ご専門の方にお任せします。
    というか、能登さん専門でしょ?( ̄ー ̄)
    船舶砲兵猫

  12. >能登様
     ご指摘の通りで、捕鯨母船はタンカーに鯨油製造工場を取り付けたものと言っても良いくらいです。第三図南丸の場合載貨重量トンは2万トン以上になり、建造時に海軍から補助金が出ているようです。

     日本の捕鯨母船が徴用される際、鯨油槽以外の水槽も原油搭載用に改造した、というような記述もありますので、改造が無かったわけではありませんが、基本的には設備の転用ということになりそうです。

     なお、トラック島で沈没した第三図南丸引き揚げの詳細は「世界制覇」前間孝則著・講談社に詳しいです。
    天翔


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