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潜水艦に監視用の窓または監視モニターを付けて水中で活用することは出来ないのでしょうか?深海調査船にはあるのに…。戦闘の衝撃に耐えられないというなら極めて小さな窓でも、あるいは有線魚雷にでも監視カメラを搭載するといった方法が考えられるのではないでしょうか? 富士通 |
- 船は門外漢なのですが、それをやったとしてどれだけの利点を得られるか?そしてまた逆にどれだけ欠点を増やすかを考えてみましょう。
利点(両方とも有線魚雷の時)
・自艦の位置を客観的に確認できる。
・エンジンを停止した敵艦を目視で探索できる
欠点
・超高水圧域で戦闘行動を行い損傷した場合、そこだけ以上に圧力がかかり、結局 そこを起点として大量に浸水する(監視窓の場合)
・敵艦探索をやろうにも結局魚雷が音を立てるのでアクティブ・ソナーを使うのと 同じ。(有線魚雷の場合)
・水上機の回収と同じで回収作業中に敵艦が接近したら被弾覚悟で作業続行か機材 放棄しなければならない(〃)
・たしか潜水艦はチタン製そうでなくともそれなりの材質を使用していたと思いま すが監視窓・モニター取り付け部の透明な何かは必ず船体より脆弱になる(もし かしたら潜っただけでしわ寄せがでてそこから浸水するのでは?)
と素人が考えても得るものより失うものが多いです。あまり有効とは言えないのではないのでしょうか。
P,S,素人書き込みなのでドンドン突っ込んでください(笑)
紅葉饅頭
- わたしも船は詳しくないですが、第一に暗くないでしょうか?
いったいライトの光がどれだけ届くのか分かりませんが、100mはいかないでしょう(ぜんぜん根拠なし、でも透視度100mっていったらそうとうすごいぞ)。
そうすると、見るだけ無駄になるのではないでしょうか?
「有線魚雷にでも監視カメラを搭載する」
合衆国製Mk48ADCAPが同じような機能を持っていたと(ただしアクティブソナーで画像を得る)思いますが、キャンセルされましたっけ?
トム・クランシーの「日米開戦(邦題)」では使用されていましたが……。
なんか、ぜんぜん回答になってませんね。
すいません。
Sparrow
- 水中では窓をつけてもほとんど意味がありません。Sparrow氏も述べられているように、水中での目視圏なんて本の数メートルに過ぎません。ライトをつけて目視確認するよりも、ソナーを使ったほうがより確実に敵を発見できます。魚雷にカメラを積んで・・・というのも、上記の理由からほとんど効果は無いのではないでしょうか?
富士
- ロシアのデルタIV型とタイフーン型にはTV監視装置と呼ばれるものが付いてますね。デルタの場合は曳航ソナーの確認とかに使うみたいですが、タイフーンの場合には上方の氷でも確認するんでしょうか?
tackow
- ↑タイフーンは氷を割って浮上してミサイルを発射するのではなどと言われたので可能性はあるような気がします。
ただ潜望鏡を使ってもいいような気がしますが。
氷にぶつけて壊しちゃうとあとがまずいのかな。
具体的数字は忘れましたがある程度深くなると日光が届かず真っ暗になるそうですよ。深海調査船はライトがとどく範囲が(数メートル?)見えればいいわけですけど軍用潜水艦が目前の深海生物を見るために「窓が割れたらサヨナラだ。」(映画タイタニックより)という構造物をつける意味はないような気がします。
日光が届く範囲でどうしても水中を見る必要があれば、潜望鏡を使ってもいいわけですし、(ソ連潜水艦の水中写真を潜望鏡で撮影した米潜水艦がいたという説があるそうですが)直上の氷とか自艦そばの曳航ソナーの監視だったら上で言われているようにTVカメラを使うという手もあるのではないでしょうか。
いずれにしても水中における目視というのは眼前のものしか見えないというのが基本のような気がします。
あと、旅客機でも窓がないほうが本当は強度上有利に設計できるという話を聞いたことがあります。
SAW
- 三重県の志摩半島沖、伊豆沖で水深20メートルで視界は10〜12メートルぐらい、40メートルも潜れば7、8メートルぐらいです。海水の凄くきれいなパラオ島で水深20メートルで、視界は最大20〜25メートルぐらいですね。これは晴天の時、空が暗かったらもっと視界は悪くなります。海水の透明度なんてこんなもんです。
SINYA
- ダイバーから一言
実際の海中の透明度は20-30M程度、サイパンやメナドといった最高のコンデション
の海でも最高60m程度です。
さらに深度40mを超えると太陽光がとどかなくなり、全てモノトーン(青)になってしまいコントラストがなくなるのでますます視認性は悪化します。
ライトを使用してもプランクトン等で乱反射してしまい、いくら強力なライトを
持ち込んでも本来の透明度を超える透視度を得る事はできません。
従って水中銃でドンパチやるのならともかく、魚雷戦のレンジを考えると全く
無意味で、みなさんがおっしゃられているように耐圧上のデメリットしかないのではないでしょうか。
尚、ライトで思い出しましたが、水中ライトの場合、乾電池の逆接(1本だけ+−をまちがえる)をしますと爆発事故をおこします。
残念なことに水中ライトシェアトップのT社製は逆接防止はなく、シェア最下位の
N社製は逆接防止策がとられています。
一般には知られていないことなのでお気をつけください。
ドラ
- Mk48ADCAPですが、NAVY Fact Fileによるとどうやら使用されているようです。
ということで、Mk48ADCAPから有線によりアクティブソナーの画像を転送することは可能です。……なんに使うのか知りませんが。
Sparrow
- 4>タイフーン級に近接用TVカメラ(CCTV)が付いていると確認されたかは知らないが、カメラのすぐ前にあるVLFブイ展張のモニター用、浮上の際の薄い氷の部分の探査用、ミサイル発射指令を出す前の船体外部の状況監視など、色々な目的に使用出来ると言われています。
ザイドリッツ
- たくさんの回答をいただき恐縮であります。みなさまのご意見それぞれもっともであり深く感じ入っております。いずれ光学的な監視手段が開発される時が来るかもしれませんね…。
今後も宜しく願います。更にご意見ありましたら追記ください。
富士通BIBLO
- ひとつほど、蛇足ですが。
水中では、光より音の方が遠くへ届きます。
つまり、光学手段に頼るぐらいなら音による探知手段に頼る方がより現実的だという事です、よほど特殊な用途でない限りは光学手段による探査は検討されないと考えていいかと思います。
ooi
- >8.
魚雷のセンサが捉えた目標情報を基に、艦側で誘導信号を計算する誘導方式ですね。現在いくつかの魚雷で採用されています(魚雷のソナーで画像情報まで得られるかは疑問ですが)。
ミサイルでも(ペイトリオットや96式MPMSなど)採用している物があります。
(N)
- 補足
音というのは光に比べて伝わるのに時間がかかるので、敵艦そばの魚雷のソナー情報を本艦でモニターできればメリットが出てくると思いますよ。
SAW
- 有線誘導のトラック・ヴァイア・トーピードとでも言うべき構造の利点は
アクティブソナーを潜水艦が使わなくてもよいという事です。
パッシブでだろかんで発射して魚雷の観測報告を受け取って誘導していけば
自己の静寂性と攻撃を高いレベルでバランスさせることが出来ます。
また最新鋭の魚雷弾頭のソナーは相当な解像度を持っています。
距離等の条件次第ですが、船の形もかなり判別できるみたいです。
そうなるとある程度のピンポイント攻撃なんかも成立するでしょうね。
SUDO