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英国戦艦「クイーンエリザベス」級が第二次大戦まで活発に使われ「ロイヤルザブリン」級が第二次大戦時にはあまり使われなかったのはR級の速力が遅かったためとSUDO氏の「魚雷は大人になってから」等でも書かれていますが、この2つの戦艦の速力差1ノットというのはそんなに重大な違いだったのでしょうか? 見習い4等兵 |
- QE級の多くはボイラー換装等の工事を受けており
WW2時にも23〜24ノットを発揮できました(遅いとか言わないように)
R級は計画速力23ノットでしたが新造時でもこの速度には達せず、戦間期に防御強化工事等を施しており、21出るかどうかというのが実情でした。
よって、速度は勿論条件等で変化しますが2ノット程度の違いがあったと言えるでしょう。
またR級が重用されなかった理由は、他に戦艦の必要員数の問題があります。
ご承知のようにWW2の英国はかなり広い範囲で作戦を行ってます。どこの戦域にもそれなりの戦力は置く必要があるので、結果的に優先順位の高い場所に優秀艦を置くことになります。
R級とQE級の違いは、速度の絶対値ではなく、英国の保有戦艦における戦力の順位だったのです。
重要度Aの海域に戦力Aを、Bの海域にBをと配備していったら、戦力DのR級は余ってしまった。最終的にはそう言うことだと思います。
余ってしまった理由は英国の戦力に若干の余裕があったからで、その余りにR級がなってしまったのは、英国戦艦の中で僅かな違いとは言えもっとも戦力評価が劣るから。
確かに両者の速度の違いは事実上大差ないともいえますが、どっちを切り捨てるかとなったら、僅かでも劣る方が捨てられる。そういう事だったのです。
SUDO
- 一応関連質問(のつもり)です。QE級より速い25ノット程度出る「伊勢」級や「扶桑」級が使われなかった理由はなんなのでしょうか?やはり防御に穴があったからですか?
見習い4等兵
- >2
あくまでも個人的な意見ですが、日本の戦艦が「低速」と称されるのは、水上打撃戦力の中核を担った水雷戦隊に行動に追随できなかった事から来るものだと思います。
空母の直援という考えも含めて、日本軍は戦艦を水上戦闘に用いるつもりで居ました(空母の護衛は敵艦隊に空母部隊が接触してしまう危険性に対する対処だったのです)
大戦中盤以降の日本軍の水上打撃部隊は、空母の殴り合いが開始した時に前進を行い、友軍航空機によって叩きのめされた敵艦隊に突進するツモリだったのです。
敢えて言うなら、戦艦の支援射撃を背に受けつつ水雷部隊が突っ込むという戦前の組み立てを、戦艦を空母や基地航空機に置き換えたのだと思って結構です。かといって戦艦は突進する部隊についていけません。だからよっぽどの打撃戦力となるもの以外は二級戦力として拘置される結果となったのだと考えます。
SUDO
- なにが拘置だ、放置だよ(;_;)
SUDO