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1642 いつも楽しく拝見させて頂いております。
コンバットフライトシュミレーター2のマニュアルにエセックス級空母の紹介が
あり、その中に「20ノットで1時間以上後進する事が可能であり場合によっては
艦首からの着艦も可能であった」という説明があります。
そこで質問なのですが、翔鶴、瑞鶴といった日本の代表的な空母の後進能力は
どの程度だったのでしょうか?それと後進中に艦首から艦載機が着艦する事例が
日本にもあったのでしょうか?
ACP

  1. 結局の所「日本空母は後進しながら逆着艦できるか」ということでしたら、
    艦橋が左舷中央部にある空母までは戦時に逆着艦の可能性も考慮していたが、右舷前方に艦橋が移されて以降は逆着艦は考慮されなくなった、という事です。後進能力で逆着艦の可不可が決まるのではなく逆着艦を行うか否かが正式な通達によって決定されているのです。
    BUN

  2. 余談かな?米軍は飛行甲板上からの指示を主に、最終パスへ誘導します。
    逆着艦も、ベテラン着艦士官の無線誘導で可能でしょう。
    日本は、パイロットの判断を主に(注:あくまで比較論です)アプローチします。
    よって、逆着艦用に、青灯、赤灯設備(最終アプローチの確認用)が無ければ困難だと推察します。(それこそ>正式な通達によって・・・想定、設定されているか?です)
    ・・・ところで、甲板上の制動索の向き、位置も問題ですが・・・これはどうなんでしょう??

    sinn

  3. 着艦用の誘導灯が無くとも着艦は可能です。
    また、着艦動作中の機は艦と交信しているのでしょうか?
    BUN

  4. ・・・
    sinn

  5. 大鳳には、逆着艦用の指揮灯と着艦索があります。
    GO

  6. GOさん御指摘ありがとうございます。
    母艦の艦橋位置を定める通達を出す際の資料に「戦時の逆着艦は考慮しない」との文言がありましたので以降の艦に逆着艦用設備は無いと思っていました。
    BUN

  7. おもしろいです。
    大鳳の二番滑走制止索より前方の横索が逆着艦用だとすると、
    信濃・雲龍に至る日本の中型以上全空母が逆着艦を想定した艤装をしていたようなことになりそうですね。


  8. >BUNさん、片さん
    大鳳の図面を見ると、1番高角砲前方に4灯と2灯の着艦指揮灯が1つづつあります。あれはどう考えても通常着艦では見えない位置ですので、逆着艦用を考えるのが妥当だと思います。学研の本でも逆着艦用と解説されてますし・・・・。
    なお信濃は着艦指揮灯位置に関する資料が無く、雲龍級は図面(雲龍、天城、葛城)では逆着艦用指揮灯は確認できませんでした。
    GO

  9. 艦橋位置を左舷中央に定めた通達を廃して右舷前方に決定する際にこの位置は逆着艦の障害となるが戦時の逆着艦は今後考慮しなくていい、という記述があるんです。この通達後の新型空母は翔鶴型と大鳳型なんですが、その翔鶴型はどうなんでしょう。またひょっとして大鳳も当初の図面上だけではないか、と思ったりもするんですが、如何なものでしょうか。
    BUN

  10. >BUNさん
    翔鶴級の公式図面は、計画変更前つまり艦橋が左舷中央にある奴しか見たことないので判りませんが、写真を見る限り逆着艦指揮灯はないようです。
    大鳳の写真では写りが悪すぎて確認できません。また、図面がいつ頃の物かは不明です。
    GO


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