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現代戦において、魚雷攻撃を受けた水上艦は どのような対抗手段があるのでしょうか? 誘導魚雷が在る今も、ひたすらに全速回避のみなのでしょうか? 潜水艦のようにカウンターメジャーなどのデコイみたいなのが ついているのでしょうか? バルカンファランクスによる追尾してくる魚雷への銃撃が 自分としては効果的ではないか?と思うのですが、そのようなことが 書いてある文献が見当たりません。 よろしくおねがいします。 ぴんがー |
- >現代戦において、魚雷攻撃を受けた水上艦は
>どのような対抗手段があるのでしょうか?
ニクシー等艦尾から曳航するデコイによりかく乱するなどの対抗手段があります、また爆雷投射機(ロシアのRUBシリーズ)による対抗手段もあります。
>バルカンファランクスによる追尾してくる魚雷への銃撃が
>自分としては効果的ではないか?と思うのですが、そのようなことが
>書いてある文献が見当たりません。
バルカンファランクスに魚雷対処能力を与える場合、火器管制システムを大改造する必要があるのと、水中でも良好な弾道性能を有する弾丸を開発する必要があります。(簡単に考えても、実際にはものすごく大変ですが)
まず、火器管制システムですが、現在のバルカンファランクスはほぼ艦側のシステムから独立して動作する(実際には色々艦側に頼る訳ですが)事が出来ます、また照準にはレーダーの他にカメラ等のセンサーが付くようになりました。
とは言え、水面下の魚雷に対し、照準して弾を当てる(正確な照準を行なう)にはカメラでは役不足で、何か別のセンサーを使用する必要があります、艦側からソナーの情報を与える事は可能でしょうが、ある程度独立して動ける事がセールスポイントのバルカンファランクスの独立性を損なうのは如何かという事になります。
また、バルカンファランクスに後付け可能で水面下の目標に照準可能なセンサーは今の所肉眼ぐらいしか思いつきません、無論大掛かりなものなら何とかなるかもしれませんが。
また、弾丸の改良をするといっても、バルカンファランクスの第一目的たる対艦ミサイル/航空機への対処能力が下がる様ではいけませんし、また複数種の弾薬を切りかえる能力もバルカンファランクスには無かったと記憶しています。
まあ、簡単に行って、そう言う改造を行うようなら、まだヘッジホッグみたいに小型爆雷でも巻いた方がマシと言う物だと思います。
ooi
- 誘導魚雷が戦場に投入されたのはWWII(米と独)
連合軍はドイツが音響魚雷を投入するとフォクサー
と呼ばれる曳航式の対音響魚雷装置を投入しました。
よって、誘導魚雷の出現当時から誘導魚雷回避策は
艦の運動による回避だけという訳ではありません。
北方不敗
- 魚雷での迎撃が可能。という話を聞いたことがあります。
MK48などで実験に成功しているとか。
真相をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか
sato
- 最近、米空母に短魚雷発射管が装備されているものがありますが、魚雷迎撃用とのことです。(「世界の艦船」に出てたと思う)
ただ、探知照準原理はわかりませんし、すべての魚雷に有効かもわかりません。
なんかで曳航式ソナーと組み合わせてウエーキホーミング魚雷に対抗してるという話を聞いたような気がするのですが、かなりあいまいな記憶です。
CIWSを含む機銃による迎撃はよほど海面近くに魚雷が浮上するか、水中弾にでもなりやすい帝国海軍の徹甲弾みたいな弾でも開発しないといたづらに跳弾になってしまいそうに思えます。
SAW
- 電気推進魚雷は雷跡が見えないから光学照準による射撃は無理じゃないでしょうか・・・。
ささき
- スーパーキャビテーション弾を装填した機関砲とアクティブソナーの組合せにより、接近してくる魚雷を迎撃しようといった案があるようです。
人見 忍
- >6
あの実験はヘリから銃撃し魚雷の破壊に成功しています。
艦船から接近中の魚雷を射撃する場合は水面への入射角度が浅くて
兆弾(又は射線が屈折)するかも知れませんね。
タイ駐在員
- みなさん、ありがとうございます!
ファランクスで迎撃できないのは理由があるんですね。
水中に入って弾道が変わるほどの深度を魚雷は航行しているものとは
しりませんでした。
目視での魚雷迎撃は可能かもしれないとの事ですが、
WW2のあたりなら、もとから機銃は目視射撃でしょうから
いけたかもしれませんね(笑)
ぴんがー
- 今更ですが、ロシア艦の搭載しているRBU系列の対潜ロケット砲は、対潜攻撃以外に対魚雷デコイ
及び対魚雷迎撃用の爆雷を発射するのを目的としています。
大塚好古
- 有線誘導魚雷攻撃を受けた場合の、護衛艦のオペレーション・パターンとしては、
一、最初の対抗策として、欺瞞用デコイを進行方向に発射する。そして、魚雷がデコイを目標としている間に、急回頭して回避行動に移る。
二、魚雷は、欺瞞目標が水上艦であるかどうかの識別を実施する。
三、魚雷は再び水上艦を探知し、目標に指向誘導される。水上艦も魚雷の接近を探知し、第二手段としてマスカーを発射する。
四、魚雷はまたも水上艦の位置を見失い、捜索モードで目標のサーチに移る。水上艦は、この間に全速力で魚雷回避運動を行いながら、曳航具(曳航式対魚雷デコイ)の準備を完了させる。
五、マスカーの範囲から抜け出た魚雷は、水上艦を発見してホーミングを開始する。
六、魚雷の追尾を探知した水上艦は曳航具(曳航式対魚雷デコイ)の有効範囲に魚雷が入るのを確認し、第三手段として欺瞞信号を発信させながら、再々度の回避運動をする。
七、魚雷はデコイを目標に突進し水上艦を見失ってしまう。魚雷は捜索モードで目標の再サーチを行うが発見できず、ついに燃料切れとなって自滅する。
となります。
ザイドリッツ
- >WW2のあたりなら、もとから機銃は目視射撃でしょうから
>いけたかもしれませんね(笑)
角度が浅いと跳ねちゃいますし、水面に突入した時点で弾丸の威力が相当減るでしょうしねえ、投射爆雷/榴弾をしこたまぶち込んで水圧で潰すしかないのでは?
ooi