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同型艦同士の識別点(艦橋や、信号マスト形の差異など)の話を聞いていて、ふと疑問に思ったのですが、それらの識別ポイントが場合によって就役時からあるのは何故なのでしょう?。 改装後なら、改装時期による修正が加わった為と思えるのですが、特に改設計が行なわれたわけでもない同型艦に微妙な差異が就役時からあるのは、単純に「同型艦同士を見分ける為」なのでしょうか?。 それとも建造場所の違いからなのでしょうか?。 若葉印 |
- 軍艦は一番艦と二番艦は全くの同型という訳ではなく、艤装面での改正を受けます。また、完全に同時に建造されても建造場所が異なる場合、多くは艤装に変化が生まれます。それらの相違点はあくまでも「こちらの方が使い良い」との判断から生じるもので結果的にそれが識別点となっている、とのことです。
BUN
- BUNさま、素早いご回答ありがとうございます。
つまり、以前の質問にあったベンソン級駆逐艦をどう分類するかという話と一緒で最初から相違点があるわけではなく、建造場所や利便上の理由により結果としてそうなったというわけですね。おかげで概ね納得は出来たのですが、では新造時の大和と武蔵の場合はどうなるのでしょう?。なにかすごくどうでもいい(私にはと思われる)場所が、異なっているのですが。
若葉印
- そういう場合は、艤装委員長等が「ここのボラードは1m下げてくれ」「窓ひとつ空けてくれ」「黒板ずらせ」なといった指示を出したりした跡で、性能に関係しない部分はかなり簡単に変更されることがある、と現代の軍艦の艤装に関係する方から聞いています。大和型の話もこれに近いのかもしれません。
BUN
- あと細かいところは工事を行う海軍工廠・造船所側で設計・製図を行う場合がありますので、そこらも同型艦でありながら細部が異なる要因になると思われます。
大塚好古
- なるほど、言われてみれば識別点の多くは確かに性能に関係しない部分ばかりです。
同型艦同士でどこそこが異なっていると言う事は調べて判っても、なぜ違うのかと言う事は調べても判らず困っておりましたが、そうゆう理由ならば大いに納得できますし、通り一遍の調べ方では判らないはずですね。
BUNさま、大塚さま、ご回答ありがとうございます。
若葉印