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日本空母の迷彩は、横から見ると貨物船に見える様になっていますが 米空母の迷彩は何を狙っていたのでしょうか? 彩鳳 |
- 施されたパターンによって目的が違いますが、基本的には敵からの発見確率低下と、
艦種判別及び針路/速度探知の不明瞭化を目的としています。
大塚好古
- ゴミレス
空母に限らず米海軍では迷彩パターンを”Camouflage Measures(メジャー迷彩?)”と呼んで1から33までの迷彩パターンを採用していたようです(欠番があるようだが)。
http://www.shipcamouflage.com/measures.htm
理由については大塚さんのおっしゃる通りでしょう。
ちなみに上から見た日本空母の迷彩は斜めに歪んだ形をしているようでやはり大塚さんが述べているとおり針路の不明瞭化が目的のようです。
http://www.geocities.com/ijncv/page2.html
jas1
- >2.
空母の針路が不明瞭だと母艦にアプローチする味方機が困るのではないかと思うのですが、完全に自分が攻撃隊を出す情況をギブアップしていたのでしょうか。
http://www.geocities.com/ijncv/page2.html に紹介されている迷彩効果の試験結果でも、この迷彩は(海面や空など)明るい背景では効果は無で、アイランド(横須賀の本当の島のこと?)の反対側から接近するとたやすく(空母だと)見破られると結論づけています。それでもなおこれを採用したのは、疎開繋留時に四角い飛行甲板をそうと見せなくする効果に多少とも期待したのではないかと思います。
IWA
- >3.空母の針路が不明瞭だと母艦にアプローチする味方機が困るのではないかと思うのですが、完全に自分が攻撃隊を出す情況をギブアップしていたのでしょうか。
まー、このへんは憶測でしかないのですが、着艦作業時は常に直進しており船の航跡も利用出来るし日本の空母には着艦誘導灯が搭載されていた事(軽空母に搭載されていたかは不明だが)、空襲を受けている時は何らかの回避行動を取っているであろう事、また、降下角5度前後で真後ろから着艦する事と数十度の角度で爆撃する事の違いで、一概に味方機が困るという状況にはならないのではと思われます。
また、ある状況下では迷彩効果が薄れるのは米海軍のメジャー迷彩も同様で暗い時間帯や陸地を背景にした効果をねらった物はそれ以外の状況で見破られるのは日本の物と一緒。万能の迷彩は難しいのでしょうね。
jas1