まずESSM(RIM-162)ですが、誘導方式は初期・中期が指令慣性で、終末誘導が
セミアクティブ・レーダー・ホーミングです。
終末誘導は従来通りですので良いとして、中間の指令誘導のための指令送信波
ですが、イルミネーターから多重送信するようです。
そうであれば若干の改修のみでFCS-2で運用できると思われます。
メーカーの謳い文句でも多くのシステムに適合性があると宣伝してますから、
比較的インテグレーションは楽ではないかと想像します。
http://www.raytheon.com/es/esproducts/dssessm/dssessm.htm

AAM-4(RIM-4)は誘導方式は初期・中期が指令慣性で、終末誘導が
アクティブ・レーダー・ホーミングなので、艦側に専用イルミネーターの必用が
ありませんし、AAM-4は指令送信波を含めた送信系に特殊な送信波を
採用してますので、艦側に専用の指令送信機の搭載が必用になる筈です。

ただどちらにしても本来の多目標同時対処能力を生かすためには、より
高性能なFCSやCDSが必用になると思われます。
AP1