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初めて質問させて頂きます。ネタ的に少し古い話になるのですが宮崎駿監督のミリタリーエッセイ漫画「宮崎駿の雑草ノート」に登場した商船改造空母『安松丸』と安松丸のインド洋への遠征やイギリス空母イラストリアとの戦闘ってどこまでがフィクションでどこまでが実際の出来事だったのでしょうか?以前「あれはすべて作り話」という話を聞いたこともあるのですが…。また実際に商船を急遽改造した航空母艦が建造された事ってあるのですか? 佑樹 |
- あの話は「200機作られた九六艦攻は、直後に九七艦攻が出現したあと、どこにお払い箱になってしまったのだろう?」と、素朴な疑問を抱かれた宮崎さんがまったく完全に頭の中でこしらえあげた物語です。事実を調べてゆけば九六艦攻はその後どのように使われていったのかも歴然とすることなのですが、そのようなこととはまったく関係なくイマジネーションを膨らませて楽しんだ結果です。
陸軍には「あきつ丸」という空母がありましたが、東村山市秋津町のとなりが所沢市下安松、上安松にあたるわけでして、「安松丸」の名はここから来ています。
片
- >実際に商船を急遽改造した航空母艦が建造された事ってあるのですか?
旧日本海軍・米海軍ではありました。(他国は分りません)
しかし、一部を除きもとが根っからの商船である為に速力が遅い・飛行甲板が短いために重くなる一方であった航空機(特に攻撃機)の発艦が難しく、せいぜい航空機輸送や護衛任務にしか利用されませんでした。
ただ、それは日本での話であって米は、カタパルトが実用化されたためこの問題はだいたい解決していました。
@アットマン@
- ↑本家本元の王立海軍をお忘れですよ(^^
勝井
- 丁重なお答え有り難うございました。お陰で長年の疑問が氷解致しました。また何かありましたら利用させて頂きますね。
佑樹
- 昭和19年頃、商船改造空母大鷹の対潜護衛任務に93式中練を搭載したという記述を見たことがあります。93中練より艦上任務に適していたと考えられる
96式艦上攻撃機が運用されていないのは、それまでに全機損失したか、補充部品の欠乏で用度廃止になったということなのでしょうか?
Navy
- >5
記憶モードで恐縮ですがS20/8/15に台湾から大規模特攻が出撃予定でしたが、
その中に96式艦攻の名前があったような記憶があります。
ルージュ
- 細かいことですが、正しい字は「宮崎駿の雑想ノート」ですね。
井中かえる