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この間テレビで39年に沈没した米潜水艦からモンスンと言う米海軍人が大きなポットのような救出器具を使って船員救出をした、と言う話が放映されていました。そのなかで当事はレーダーが無く(ソナーの間違いだとは思いますが)錨を水中に投下して潜水艦を探すしかなかった、とナレーションされていましたが39年と言えば第二次世界大戦が始まっています。本当にこの時アメリカにはソナーがなかったのですか? 紅葉饅頭 |
- ソナーは当然ありましたし、救難作業に従事したスカルピンのソナーは沈没したスクアラスの
概略位置を掴んでいましたが、当時のソナーの解像度では海底にいる潜水艦の位置を完全に
把握することが出来なかったため、救難作業に当たった曳船ピーナクックより錨を海底に降ろし、
それがスクアラスの船体に当てる、という作業をもって正確な位置を突き止めています。
なお、これはレスキューチャンバーを使用して沈没潜水艦から乗組員を救難した最初の事例でも
あります。この話は「海底からの生還」という本に詳しく記載されてますので、興味が
ありましたら御一読下さい。
大塚好古
- ↑「それが」→「それを」に訂正。恥ずかしいねぇ(@_@;)。
大塚好古
- >ゴミっつーかなんつーか
今でもしんかい6500やしんかい2000が万が一事故を起こして浮上出来なくなった場合、錨を使って回収します、とは言え設問の様に沈没した位置の正確な位置を知る為ではなく深海調査艇から繰り出しているレスキューブイ(必ずしも海面までブイが到達する訳では無いのはおわかりかと思いますが)を絡め取る為に錨を使用するのですが。
無論操船には名人技を必要とするそうですが、今まで色々な場数を踏んできた海洋科学技術センター(JAMSTEC)の方々は何とかそれをこなすんだそうで。
ooi
- ありがとうございました。
感度が鈍かったんですか・・・。無線が使えないからどうやっておおよその位置探したのかも疑問に思ってましたがそうゆうことだったんですね。
紅葉饅頭
- 因みにこの時の経緯を簡単に纏めると
スクアラス、沈む→位置表示のマーカーブイ放出→スカルピン現場に到着→
マーカーブイを確認するも、ケーブル切れる→スカルピン、ソナーで概略位置を掴む→
ピーナクック、概略位置を頼りに錨付きのケーブルで海底を捜索→
スクアラス、発見される→救難艦ファルコン救助作業開始
という感じです。
大塚好古