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ツーロン港で自沈したフランス艦艇。その自沈方法についてですが 1、艦底弁開放による注水自沈 2、火薬を使用しての爆破処分 このどちらが、あるいは両方が用いられたとすれば、どちらが多く用いられたのでしょうか? 烈風天駆 |
- 基本的に艦底弁開放による自沈ですね
ドイツ軍が軍港域内に入れば自沈すべし、といった命令は出ていたものと思われますし、旗艦からの発光信号によって命令実行に至ったとされていますが、その方法については各艦長に任されていたのでしょう
浮揚再使用を防止するために、それに加えて爆破を行った艦もあるようですが、これは艦長以下の判断ではないでしょうか
まなかじ
- 便乗になりますが、ツーロンを占領したドイツ軍が港の施設を使って修理、浮揚等再使用を試みた形跡はありますか?
烈風天駆
- 確か駆逐艦や巡洋艦の一部を引き上げ、再利用を試みてます。
一部は再就役してたっけ?
勝井
- >2
イタリア海軍が熱心でした。
引揚作業はほとんどイタリアが行っており、ドイツ軍は手出ししていません。
イタリアの降伏に伴って、イタリア艦籍になっていたフランス艦は更にドイツが接収することになりますが、興味深いことに戦艦、軽巡、大型駆逐艦はドイツの監視下にフランスの管理に復しています。また、イタリアが接収していたフランス潜水艦はほぼ全てイタリア海軍の手で再自沈しています。
ドイツは駆逐艦(フランス流に言うと艦隊水雷艇ですが)、600トン級水雷艇、通報艦などの軽艦艇だけを自軍管理下に置きました。
まなかじ